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改良用土は改良材ともいう。
改良用土と呼ばれるものには様々なものがある。 |
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腐葉土 (フヨウド) |
ピートモス |
バーク堆肥 |
バーミキュライト |
パーライト (真珠岩パーライト) |
黒曜石パーライト |
川 砂 |
珪藻白土 (ケイソウ) |
くん炭 |
生ゴミ堆肥 |
牛ふん堆肥 |
ヤシ殻活性炭 |
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腐葉土 (フヨウド) |
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腐葉土は広葉樹の落ち葉を堆積・腐熟させたもので、堆肥の高級品ともいわれる。 |
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◇ |
通気性・保水性・保肥性を高める。 |
◇ |
土の団粒化を高める効果がある。 |
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腐葉土の用途 |
◇ |
土壌改良を目的として使用されることが多い。 |
◇ |
鉢植え栽培用の基本用土の一つとされている。 |
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※ |
腐葉土と赤玉土をブレンドしたものが鉢植え栽培の基本用土とされている。
(植物の種類により、最適な用土は異なる。) |
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自家製腐葉土 |
腐葉土は、落ち葉から簡単に作る事が出来る。 |
◇ |
腐葉土に最適な落ち葉 |
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落葉広葉樹の落ち葉 |
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→ |
カエデ、クヌギ、クリ、ケヤキ、コナラなど。 |
※ |
半年ほどで完成する。 |
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◇ |
常緑広葉樹の落ち葉は時間がかかる |
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常緑広葉樹の落ち葉 |
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→ |
カシ類、シイ、ツバキ、モクセイなど。 |
※ |
1年ほどで完成する。 |
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⇒ |
腐葉土に適さない落ち葉。 |
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針葉樹の落ち葉 |
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→ |
スギ、ヒノキ、ヒバ、ヒマラヤスギ、マツなど。 |
※ |
油脂分が多く、完成するのに時間がかかる。 |
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広い庭がある場合は、庭に穴を掘って落ち葉を埋めるが、ポリバケツでも作ることが出来る。 |
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ポリバケツで自家製腐葉土を作る方法 |
1) |
バケツの側面と底に、いくつかの小さな穴をあける。 |
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→ |
落ち葉を分解する微生物が空気を好むので、通気性をよくするため。 |
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2) |
落ち葉を入れ、油かすを一掴みほど入れる。 |
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→ |
未発酵の油かすは、発酵するので早く腐らせる事が出来る。
(米ぬかでも代用出来る。) |
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3) |
水を少量加えて、よくかき混ぜる。 |
4) |
半日陰の場所に、半年ほど置いておく。 |
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注意事項 … 自家製腐葉土作成 |
◇ |
落ち葉を入れる時には、足でよく踏み固めるなどして、ギューギュー詰めにする。 |
◇ |
途中で落ち葉を追加しない。 |
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※ |
最初は、満杯であっても、完成時にはかなり量が減っている。 |
→ |
後で落ち葉を追加すると、腐葉土の完成する時期が異なってくる。 |
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ピートモス |
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ピートモスは、湿地の水ゴケやアシなどの植物が長期間堆積して腐敗した泥炭土。 |
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◇ |
通気性・保水性がよい。 |
◇ |
重量が軽い。 |
◇ |
基本は酸性。 |
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ピートモスの用途 |
◇ |
酸性を好む植物に使用する。 |
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※ |
酸度調整されたものもあるので注意する。 |
※ |
山野草などでは、赤玉土と一緒に使用する。 |
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◇ |
鉢植え植物の重さを軽くする。 |
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※ |
空気が体積の約7割なので、とても軽い。 |
※ |
鉢植えの土に混ぜると、軽くなり、鉢の移動が楽になる。 |
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ピートモス使用の注意点 |
◇ |
根が酸欠になり、植物が枯れてしまうこともある。 |
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→ |
鉢の中に水が占める量が多過ぎて、空気の入る余地がなくなってしまう為。
(根は酸素も必要とする。) |
※ |
ピートモスの割合を、用土の3割以内にしておくのが一般的。 |
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◇ |
欧州原産の植物でも、ピートモスの
使用割合を控えめにする。 |
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※ |
欧州では鉢植え栽培にピートモスだけで栽培することが多いが、日本の気候では、根腐れする恐れがある。 |
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⇒ |
日本の夏は高温多湿で、ピートモスだけでは水もちが良すぎてしまう。 |
⇒ |
欧州での栽培法をそのまま記載した園芸書もあるので要注意。 |
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☆ |
日本の気候では、用土ではなく改良材として使用するのが無難な使い方。 |
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バーク堆肥 |
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樹皮の皮をチップ状に砕いて、米ぬかなどを加え、発酵させた堆肥の一種。
花壇用堆肥や、コンテナ栽培で赤玉土などと一緒に用いる。 |
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バーミキュライト |
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雲母系る蛭石(ヒルイシ)を高温で焼いて作った人工の土。 |
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◇ |
通気性・保水性・保肥性を高める。 |
◇ |
多孔質で、軽い。 |
◇ |
無菌。 |
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粘土質の土とは相性が悪い。 |
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バーミキュライトの用途 |
◇ |
挿し木用の土や、鉢土の通気性をよくする為に用いられる。 |
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※ |
セントポーリアなどの、軽くて通気性のよい土を好む鉢土に使用されることが多い。 |
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◇ |
建設資材としても使われる。 |
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パーライト (真珠岩パーライト) |
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真珠石を高温で燃焼させ作った発泡状の人工土。
白い色をしている。 |
※ |
原石を粉砕・焼成・発泡させたもの「パーライト」という。
そのため、各種のパーライトが存在することになるが、単にパーライトという時は「真珠岩パーライト」のことを指すことが多い。 |
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パーライト(真珠岩パーライト)の用途 |
◇ |
挿し木や鉢植え栽培用に使用される。 |
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※ |
川砂やバーミキュライトなどと配合して使用する。 |
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◇ |
ハンギング用に使用される。 |
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黒曜石パーライト |
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黒曜石を高温で燃焼させ作った発泡状の人工土。
真珠岩よりも独立した気泡が多く、様々な大きさがある。
(粉末からこぶし大まで。) |
※ |
原石を粉砕・焼成・発泡させたもの「パーライト」という。 |
※ |
単にパーライトという時は、真珠岩パーライトのことを指すことが多い。 |
※ |
真珠岩パーライトよりも、より通気性にすぐれている。 |
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◇ |
通気性・水はけ・断熱性・耐火性がよい。 |
◇ |
多孔質で軽い。 |
◇ |
無菌。 |
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黒曜石パーライトの用途 |
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川 砂 |
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河川に堆積した砂。
様々な種類がある。 |
※ |
矢作砂(ヤハギスナ)、富士川砂、などがある。 |
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川砂の用途 |
◇ |
鉢植え栽培の通気性を高めるために使用される。 |
◇ |
建設資材としても利用される。 |
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珪藻白土 (ケイソウ) |
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珪藻土(ケイソウド)を焼いたもので、粒状のものや粉状のものがある。 |
※ |
「珪藻」とは、淡水から海水まで広く分布する単細胞性の藻類のこと。
「珪藻土」とは、珪藻の化石。 |
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珪藻白土の用途 |
◇ |
コンテナの鉢底に敷く。 |
◇ |
建設資材としても利用される。 |
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くん炭 |
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もみ殻をいぶし焼きしたもの。 |
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くん炭の用途 |
◇ |
中和剤として使用される。 |
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◇ |
挿し木用土に使用される。 |
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生ゴミ堆肥 |
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家庭で出る台所の生ゴミや庭の雑草などを堆積・腐熟させて作った堆肥。<B |
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生ゴミ堆肥の用途 |
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牛ふん堆肥 |
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牛ふんを発酵させた堆肥の一種。 |
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◇ |
通気性・排水性を高める。 |
◇ |
繊維質と肥料分に富んでいる。 |
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牛ふん堆肥の用途 |
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ヤシ殻活性炭 |
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有害物質を抑え、肥料成分を蓄える役割を果たす。 |
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ヤシ殻活性炭の用途 |
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