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アセビの花は縁を濃いピンク色に染めた小さな壺状の花で、下向きに咲く。
花茎にびっしりと花を咲かせ、花の重みで花茎が下に垂れ下がる。 |
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花の形はスズランに似ているが、花茎が立ち上がるスズランとは逆にアセビの花茎は下に垂れ下がる。 |
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花の中には10本のおしべがある。 |
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アセビの花はツボミのまま越冬する |
夏頃から小さな花芽をつけ、そのまま越冬する。 |
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一般的な花木は、早くから花芽をつけても外観からは(花期近くまで)わからないものが多い。 |
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アセビの毒 |
アセビの「葉」「樹皮」「花」には強い有毒成分があり、有毒植物とされている。
誤食すると、腹痛・嘔吐・下痢などの症状が現れ、重症になると神経麻痺・呼吸困難などの後、死に至ることもあるという。 |
アセビの有毒利用 |
アセビは毒性を持つために、動物や昆虫に食されることなく栽培がとても楽な庭木として重宝されている。
古い時代には、この毒性を利用して害虫駆除などを行っていた。 |
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アセビの葉を煎した汁を、牛馬の皮膚の寄生虫や農用の害虫駆除に用いていた。 |
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お腹の寄生虫を殺す為にアセビを煎じて飲んだ人が死んだという実例もある。 |
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