開花時期 |
7月 〜 8月 |
花の特徴 |
葉のつけ根から、小さなアサガオの様な、淡紅色の花を咲かせる。 |
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約6cmくらいの大きさ。 |
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昼間咲いた花は、夕方にはしぼむ。 |
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この性質から、アカザオとの対比でヒルガオと呼ばれた。 |
他の特徴 |
地下茎が長く地中をはっていて、地下茎で殖える。 |
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ほとんど結実することはない。 |
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地下茎がちぎれても、新しい芽を出して、どんどん殖えていく、たくましい植物。 |
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備 考 |
ヒルガオは、薬用にも食用にも利用される。 |
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【薬用】 虫刺され、糖尿病、利尿剤、強壮剤など。 |
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「虫挿され」 → 生の葉をもんで出る汁を塗る。 |
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「糖尿病」 → 花の咲く時期に、2〜3日干した草を煎じて飲む。 |
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【食用】 くせがないので、つるの先・茎・葉・花・根、すべて食用として利用出来る。 |
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「つるの先」 → 味噌汁の実や、天ぷらによい。 |
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「茎・葉」 → おひたしや、和え物によい。 (新芽がやわらかい) |
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「花」 → 酢の物によい。 |
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「根」 → かき揚げによい。(サツマイモに似た風味がある) |
メ モ |
アサガオとよく似ているのに、なぜかヒルガオは鑑賞用には栽培されない。 |
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地下茎で増え、駆除が難しいため、雑草として扱われている。 |
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悲しいことに、ちょっとの違いなのに、身分・待遇がアサガオとはかなり異なる。 |
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よく似た近縁植物に、「コヒルガオ」がある。 |
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ヒルガオよりさらに小さい花で、花の付け根にギザギザがある。 |
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余 談 |
「昼顔」という和題のフランス映画がある。 「BELLE DE JOUR」(1967)。 |
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翻訳ソフトで訳したら「日の美しい 」と訳された。 ???。 |
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ちなみにストーリーは、「若い外科医の妻が、貞淑な女性を装いながら、『昼間だけの娼婦』 |
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として身をまかせるようになる…」というもの。 |
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ネットでは賛否両論、ややつまらない派が多いか。 私もつまらない派の一人。 |
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しかしなんで「昼顔」なんだかよくわからない。 「美しい昼間」という意味なのか。 |
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→ 少なくとも、花の「昼顔」とは全く関係ないと思われる。 |
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往年の美人女優カトリーヌ・ドヌーヴ出演で話題となった名作。 |
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単なる情欲から娼婦になったのではなくではなく、深〜い理由があってのことという解釈も。 |
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いくつかの章も受賞しているので、興味のある方はDVDでもご覧あれ。 |