小さな園芸館 > 植物 > カカオ > 特徴
ネモフィラ
写真「カカオの花」
 トップページ
 索引【五十音順】
 索引【写真】
 園芸用語
 ベストセラー・ブック
特 徴 果 実 春に咲く花 初夏に咲く花 夏に咲く花 秋に咲く花 ホームページ
 カカオとは
 カカオとは、チョコレートやココアの原料で有名であるが、常緑樹であるカカオの木になる種子から作られる。
 果実はラグビーボールノ様な形で、長さ20cm弱、縦に溝がついている。熟すと、赤みをおびるが、黄色くなる品種もある。
 厚さ1センチ以上もある堅い殻の内部は5室に分かれていて、白くて甘い果肉の中に長さ3cm弱の卵形の種子が30~50個ほど入っている。
名 前  カカオ
別 名  カカオノキ、 ココアノキ
英 名  Cacao
類 別  アオイ科 [Malvaceae]
 アオギリ科 Sterculiaceae]
 カカオ属 [Theobroma]
学 名  Nemophila menziesii
性 質  熱帯性 常緑樹
原産地  中南アメリカ
用 途  鉢植え
カカオは、アオイ科に分類する体系とアオギリ科に分類する体系がある。
カカオは紀元前から原住民が栽培・飲用していたもので、18世紀にヨーロッパに普及し、世界に広まっていった。
日本へは大正時代の中頃に渡来する。
アステカ族は、カカオの実を通貨として使用していたという。
カカオの花はあまり注目されないが、1~2センチほどの小さな黄色い花を幹に直接多数ついて咲かせる。
熱帯地域では年間を通じて多くの花が開花するが、香りがなく、結実するものは200~300花に1個ほどしかないといわれる。
開花時期
【通年】  熱帯地域の原産地
 名前の由来
カカオ〔Cacao〕  - 和名・英名
カカオの木をマヤ語でカカウアトル(cacahuatle)と呼んでいたことから転じてカカオと呼ばれるようになったもの。
アステカ語でカカオの飲物をチョコラトル(chocolatl)と呼んでいたことから、チョコレート(chocolate)になったといわれている。
(元祖チョコレートは飲み物であった。)
カカオの樹
樹高は約10m、幹の太さは10~20センチほどに成長する。
常緑樹でありながらも年中落葉していて、半日陰を好むという変わった木。
花や実も、太い幹に直接実るので、妙な感じがする。
写真「カカオの花」
 カカオ果実の利用
カカオ豆 〔cacao beans〕
カカオの種子を発酵させた後に、乾燥させたものをカカオ豆という。
カカオ豆特有の香りが醸し出され、紅色をおびてくる。
カカオの産地では、カカオ豆の状態で輸出されることが多い。
カカオマス 〔cocoa mass〕
カカオ豆の胚乳部分を発酵させてから焼いてすり潰し、固形状に固めたもの。
チョコレート 〔chocolate〕
カカオの種皮をとって粉末にして、砂糖・ミルク・香料などを加えて押し固めたもの。
ココアパウダー 〔cocoa powder〕
カカオマスを脱脂して粉末にしたもので、こげ茶色をしている。
主に菓子などの食用に利用される。
300粒のカカオ豆からは約1kgのココアパウダーが取れる。
ココア 〔cocoa〕
ココアパウダーに湯・砂糖・牛乳などを加えて作る飲み物。
ココアパウダーの略称として用いられることもある。
カカオバター
カカオ豆に含まれている脂肪分。
カカオ豆の半分は脂肪分。
カカオバターからマーガリン、ポマード、医薬などに用いられる。
ココアバターともいう。
写真「カカオの花」
 HOMEページ「小さな園芸館」
 索引【五十音順】
 索引【写真】
 園芸用語
 剪定の基本
HOMEページ「小さな園芸館」
写真「カカオの花」
特 徴 果 実 春に咲く花 秋に咲く花 ホームページ
 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁止します。
(c)2006-2008 A Pretty Garden ALL Rights Reserved.