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サザンカは耐陰性・耐潮性があり、大気汚染にも強い丈夫な木であるため、栽培のやさしい花木とされる。 |
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大きく育つ木なので、庭木として扱われてきたが、最近は容器栽培も行なわれるようになってきている。 |
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栽培場所 |
本来は日当たりを好む花木であるが、日陰でも育つ。 |
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水やり |
容器栽培の場合は、表土が乾いたらたっぷりと水を与える。 |
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選 定 |
自然の樹形を楽しむのもよいが、サザンカは刈り込み整枝することがよく行われている。
強剪定にも耐えうるので、剪定適期であれば大胆に好みの大きさにきり戻すことも出来る。
また定期的に枯れた枝や込み入った枝などを間引き、樹形を整えると同時に風通しをよくしておく。 |
※ |
放任しておいても、なんとなく樹形が整うが、大木になる。
庭木には刈り込んだ方が、すっきりする。 |
※ |
葉を残し、葉のすぐ上で切ると新芽が出やすい。 |
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選定の適期 |
【3月 ~ 4月上旬】 |
※ |
春に新芽が出る前が剪定の最適期。 |
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花芽が出来る前までは、適宜軽い選定で樹形を整える。 |
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花芽時期 |
【6月 ~ 7月】 |
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肥 料 |
開花中はやらない。
花後・寒肥に有機質肥料を与える。 |
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病害虫 |
病害虫には比較的強いが、チャドクガという毛虫がサザンカやツバキの天敵とされている。 集団発生して葉を丸坊主にしていく。 |
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微細な毒針毛を持っているで近づく時には注意を要する。 |
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チャドクガの発生時期 |
【5月】 【8月】 ・・・ 年2回 |
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チャドクガの対処法 |
◇ |
気をつけていればすぐに発見出来るので、葉や枝ごと切り取り処分する。 |
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※ |
微細な毒針毛を持っているで近づく時には注意を要する。 |
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葉や枝からポロポロこぼれ落ちるので、袋を用意するなど捕り落としのないようにする。 |
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◇ |
チャドクガの天敵は鳥なので、鳥が訪れやすい庭にする。 |
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サザンカのすぐ近くに鳥の巣があると、大きな被害は受けないともいわれる。 |
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冬期の対策 |
苗や若い木は、霜に弱いので、防寒対策を行う。 |
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根元をバークチップなどで表土を保護したり、寒い風にあたないようにする。
またバークチップなどで表土をおおうと、土がかたくならない。 |
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