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カトレアは、大きく華やかで美しい花を咲かせることから「ランの女王」とも言われている。
ゴージャスで存在感のある花が印象的であるが、カトレアには多くの品種がある。
最近は小さなミニタイプのカトレアが、お手軽でかわいらしいと人気がある。 |
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開花時期 |
【12月 ~ 4月】 |
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名 前 |
カトレア 〔Cattleya〕 |
類 別 |
ラン科 [Orchidaceae] カトレア属 [Cattleya] |
性 質 |
非耐寒性 多年草 着生植物 |
原産地 |
熱帯アメリカ |
用 途 |
コンテナ栽培 |
花言葉 |
「高貴」 「優美な女性」 |
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※ |
カトレヤともいう。 |
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明治末期にイギリスから日本に渡来する。 |
◇ |
熱帯アメリカの樹上に着生していてる原種は、約40種ほどある。 |
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現在流通するカトレアはほとんどが園芸品種となっている。 |
◇ |
高山の樹木などに着生しているので、それほど高温で栽培する必要は無い。 |
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カトレア 〔Cattleya〕 - 属名・和名 |
園芸家のカトリー(William Cattley)にちなんで属名につけられたもの。 |
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カトリーは、1818年ブラジルでカトレアを発見した後、1824年栽培によりカトレアの花を咲かせた最初の園芸家。 |
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和名は、属名をそのまま名前にしたもの。 |
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カトレアには多くの園芸品種があり、花色や花形にバリエーションがあるが、よい香りをもつ品種が多い。
通常は直立した茎の先端に1枚~2枚の葉がついている。
原産地では樹木の幹や枝、岩の上などに着生していることが多い。
白い根が空気に触れているので正常な状態で、空中で空気や水分を吸収する。 |
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家庭で鉢栽培をしていると、根が外に出て伸びていくことがあるが、それはカトレア普通の状態であるので、そのままにしておいてもよい。 |
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通常は年に1度、新しいバルブを作る。 |
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花の特徴 |
通常は1年に1度花を咲かせるが、品種改良により何回か咲くカトレアもある。
花は新しく出た茎の上に花茎を伸ばしていき、古い茎に咲くことはない。
直径10cm以上の大きな花を茎の頂部に咲かせるのがカトレアの特徴であるが、小型の花や多くの花をつらねて咲かせる品種もある。
また花色も品種により多くのバリエーションがある。
他のランに比べて開花期間は比較的短い。 |
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花の大きさには3種類ある |
大きく分けると、3種類の大きさがある。 |
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大輪系 |
→ 大型 |
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中輪系 |
→ 中型 (ミディカトレアともいう) |
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ミニカトレア |
→ 小型 |
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ランの専門家による繁殖は、メリクロンという方法によるものが一般的となっている。
メリクロンとは、植物が成長している分裂組織の細胞を培養して育成させる方法で、一種のクローンともいえる。 |
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この方法が生まれる以前は、株分けなどの方法で増やせる苗の数はごくわずかであった。しかしメリクロンという方法を用いると、一度に大量の苗を作り出す事が出来る。 |
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ランの中ではシンビジウムが一番早くこの方法が採用され、優良な新しい品種が多く作り出されるようになった。
その後、他のランでも行われるようになった。 |
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メリクロンで作るメリットは、大量に苗を作り出す事が出来る事の他、ウイルスや病原菌のない健全な良質の株が出来るということ。 |
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しかし、店頭に並ぶ見事な開花時点が最高の状態である様に作られている為、(翌年以降)自宅で栽培してもそれ以上に見事な花を咲かせる事は出来ないとも言われている。 |
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