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クンシラン 〔君子蘭〕
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  クンシランとは
 クンシラン(君子蘭)とは、ヒガンバナ科クンシラン属に含まれる植物の総称で、鮮やかなオレンジ色の花と光沢のある長い葉でよく知られている。
一般によく知られているクンシランは、クリビア・ミニアータという原種から作られた園芸品種の子孫とされる。
 クンシランはタネから繁殖されることが多く、変種も多い。
種から育つと、同じ親から生まれても、花の色や大きさ、葉の形などに違いが生じる。
クンシランは変体が生まれやすいので、オリジナルの品種を作り出すのを楽しむ愛好家もいる。
 斑入り葉や、とても小さいミニタイプのものなどもある。
葉の幅が広くて、高さが低い品種のものは、特にダルマ系のクンシランと呼ばれている。
名 前  クンシラン〔君子蘭〕
別 名  ウケザキクンシラン 〔受咲き君子蘭〕
 オオバナクンシラン 〔大花君子蘭〕
 ハナラン、 クリビア
英 名  Clivia (クリビア)
和名に「蘭」とあるが、蘭の仲間ではない。
多くの別名があるが、クンシランの中でもそれぞれ異なる品種のものを指しているものもある。
類 別  ヒガンバナ科 [Amaryllidaceae]
 クンシラン属 [Clivia]
性 質  半耐寒性  多年草
原産地  南アフリカ (ナタール州)
花言葉  「貴さ」
開花期  2月 ~ 4月
果実期  5月
明治時代に渡来する。
花は長期間、咲き続ける。
花後に結実するが、完熟して赤い実となるには1年以上かかる。(品種により異なる。)
比較的結実しやすいので、種から育てて楽しむ人もいる。
  クンシランの特徴
クンシラン属には6種類の原種があり、それらを親とする数々の園芸品種が作り出されてきた。
和名〔君子蘭〕の元となった品種は、南アフリカの別種で花が下向きに咲くタイプのもの。 一般には栽培されていない。
よく知られているクンシランの葉は、幅広で厚みがあり、さ40cm~60cmほどの長さに成長する。
葉の表面は光沢のある濃緑色で、斑入り葉の品種もある。
花の特徴
 高さ40cm~50cmほどの太い花茎を伸ばし、その先端に直径約3cmのユリ状の花を10個~20個つける。
 鮮やかなオレンジ色の花がクンシランの色として定着しているが、オレンジの他に赤や黄色、また八重咲きの花もある。
花の色や形にも個体差がある。
クンシランは同じ品種でも個性的なものが多い
 クンシランは結実率が良く、実生が容易な為か、タネから育てられることが多い。
タネから育つ植物は、親と同じではなく、個々の個性を持って成長していく。
 そのため、クンシランを購入する時には、開花した花をよく見比べて選ぶと良い。
じっくり観察すると、花に微妙な違いがある。
クンシランの花の写真 クンシランの花の写真
  名前の由来
「クンシラン」 と 「ハナラン」
 クンシランが日本に最初に渡来したのは明治時代初期とされ、その時にクンシラン〔君子蘭〕と命名された。
 その後、明治時代の後期に北米経由で渡来したクンシランには別の学者がハナランと命名する。
 そのため、両方の名前が古くから知られている。現在のクンシランに近いものは当時「ハナラン」と呼ばれていたものの方であったらしい。
現在のクンシランに近いものは当時「ハナラン」と呼ばれていたものの方だと考えられている。
当時、クンシランと呼ばれていたものは、花が下向きに咲くキルタンシフローラという原種の系列ではないかとされる。
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 クンシランの原種
クリビア・ミニアータ 〔Clivia miniata〕
 花が上を向いて咲くのが特徴。
 日本に流通する一般的なクンシランの咲き方。
現在主流のクンシランは、この原種から作られたもの。
クンシランの原種の中で、花が上を向いて咲くのはクリビア・ミニアータだけ。
29世紀初めに南アフリカのクワズル・ナタールで発見されたもの。
クリビア・ノビリス 〔Clivia nobilis〕
 花が下を向いて咲く。
 花は細長いベル型であるが、ふくらみがない。
 花茎の先端にたくさん咲かせる。
 花の先端が緑色になる。
クリビア・カウレッセンス 〔Clivia caulescens〕
 晩春から初夏にかけて、下を向いて花が咲く。
 花は細長いベル型で、花茎の先端にたくさん咲かせる。
 葉が落ちた後に茎が伸びてくる。
 花の先端が薄い緑色になる。
クリビア・ガーデニー 〔Clivia gardeni〕
 秋から冬にかけて、花が下を向いて咲く。
 花は細長いベル型で、花茎の先端に複数咲かせる。
 花の先端が薄い緑色になる。
雄しべを花から出している。
クリビア・ロブスタ 〔Clivia robusta〕
 花が下を向いて咲く。
 クリビア・ガーデニーに似ているが、葉の幅が広くて長い。
 花の先端が少しだけ、薄い緑色になる。
雄しべは花の中に隠れている。
よく湿った土に自生している。
クリビア・ミラビリス 〔Clivia mirabilis〕
 花が下を向いて咲く。
 花はとても細長いベル型で、花茎の先端に複数の花を咲かせる。
 蕾の時は緑色であるが、開花すると赤色から赤紫色に変化していく。
 葉の中央に白い筋が入っている。
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