栽培－コスモス〔Cosmos〕－植物

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コスモスの別名

　アキザクラ
　　　〔秋桜〕

　オオハルシャギク
　　　〔大春車菊〕

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コスモスの栽培

コスモス〔Cosmos〕の栽培

　コスモスは可憐な容姿とは裏腹に、たくましく丈夫で育てやすい園芸植物である。
　通常は春から初夏にタネをまくが、背が高く成長するので、家庭園芸ではでは秋頃に播く方がよいという説もある。

※	秋に播くと、丈が低くなり、高く成長し過ぎることがなくなる。
※	庭植えでは放任しておいてもよく育つ。

栽培場所

日当たり、水はけ、風通しのよい場所。

※	日本の夏に弱い品種も多いので、風通しがよく、なるべく涼しい場所にすると更によい。
※	短日植物なので、夜に明かりのない場所であることが必須。　→ 短日植物とは、日が短くなってから花芽を作る植物のこと。
	（花が咲いたら、暗くてもよい。）

水やり

表土が乾いたら、たっぷり与える。
基本的には乾燥に強いので、やりすぎに注意する。

※	庭植えの場合は、特に与える必要はない。

種まきした時

庭にタネまきした場合は、芽が出るまで与える。

※	芽が出たら、特に与える必要はない。

短日植物

　コスモスは短日植物で、短日（日が短くなること）になってから花芽を作る性質がある。
　このため、花を咲かせるには夜に明かりのない場所で栽培する必要がある。

※	コスモスには多くの園芸品種があるが、基本種は短日植物の性質をもつ。
※	通常は１０月頃に開花するが、品種改良されたものには早咲きのものや、日の長さが関係なく花が咲くものもある。

コスモス〔Cosmos〕の手入れ

花柄摘み

花が終わったら、こまめに花柄を摘む。
一通り花が咲いたら切り戻しをする。

新芽が伸びて二番花を楽しむことが出来る。

摘芯

品種によるが、成長すると背丈くらいに高くなってしまうので、庭植えの場合は摘心して伸びを抑えるようにした方がよい。

◇	１５～３０cmほど伸びたら、先端を切る。
	→ 先端から１～２節目で切る。
	付け根から新芽が出てきて、枝先に花が多く咲く。何回も枝分かれするほど、枝先に花が多く咲く。

伸びすぎた場合

コスモスは２ｍ近くまで大きくなることがあるが、しかしバッサリと切らずにそのままにしておいた方がよい。

※	コスモスの品種や種まきの時期などにより生育状態が異なる。
※	茎には養分がたくわえられているので、切ってしまうともったいない。

茎を倒して栽培し直す

茎が伸びすぎてだらしなくなった時は、茎を倒して栽培し直すようにする。

◇	茎は柔軟性があるが、折らないように注意して横に倒す。
◇	はりがねピンなどで、地面に固定する。
※	茎にある複数のワキ芽から新芽で出て、枝が上に伸びていく。
※	株元からはワキ芽が出にくい。

コスモス〔Cosmos〕の種まき・植え付け

種まき

コスモスは通常６月～７月頃にタネを蒔き、秋に咲く。
しかし、早く蒔けば６月頃から咲く品種もある。
また、秋に蒔いて、背丈を小さく育てることもある。

※	じか蒔きでも、移植してもよい。
※	改良品種を採取して蒔くと、元の品種に戻りやすい。（早咲き品種は遅咲きになりやすい。）