小さな 園芸館 
 小さな園芸館 > 植物 > シクラメン > シクラメンの栽培 > シクラメンの栽培トラブル
シクラメン
写真「シクラメンの花」 写真「シクラメンの花」
シクラメンの別名
カガリビバナ
 〔篝火花〕
ブタノマンジュウ
  〔豚の饅頭〕
小さな園芸館
  花の写真一覧
  植物の索引一覧
  園芸用語
  剪定の基本
シクラメンの特徴 シクラメンの種類 シクラメンの栽培 シクラメンの栽培トラブル 小さな園芸館
 シクラメンの栽培トラブル
花芽がつかない
つぼみのままで花が咲かない
花や葉が、しおれたようにグッタリする
花の色が変色・色褪せする
葉の色が変色する
葉の高さが花と同じくらいに伸びてしまう
球根がひび割れる
葉が黒く腐ったようになる
 栽培トラブルの原因と対処法  … シクラメン
花芽がつかない
花芽をつけないのには様々な原因が考えられるが、生育旺盛で葉がりっぱに繁っている場合は「肥料の与え過ぎ」、それ以外は主に室温が低すぎるケースが多い。
栽培温度が適温でない。
シクラメンの栽培適温は、10度~20度。
夜も、5度以上必要とする。
10度以上ないとシクラメンは花を咲かせないので、適温の環境におくようにする。
20度以上になると、徒長したり花色があせたりする。
肥料を与え過ぎていた。
特にチッソ肥料が多いと葉ばかり茂ってしまう傾向がある。
葉ばかりよく生長している場合は、肥料のやり過ぎが原因であるケースが多い。
秋に与える肥料は、リン酸やカリ成分の多い液体肥料を与えるようにする。
対処法 … 花芽がつかない
栽培適温の10度~20度の環境で育てる。
日の当たる窓辺などがよい。(出窓などが最適。)
つぼみのままで花が咲かない
ヨトウムシなどの害虫が、シクラメンの花のつぼみを食外している恐れがある。
対処法 … つぼみのままで花が咲かない
夜に見回りをして、害虫を見つけたら駆除する。
ヨトウムシは夜行性で、昼間は、土の中に隠れている。
害虫駆除の薬剤を散布する。
害虫が見つからず、被害がひどい時など。
花や葉が、しおれたようにグッタリする
シクラメンを贈答でいただいた時やお店で購入したばかりの時は、急激な環境変化によることが考えられる。
しばらく栽培していた場合は、水切れの恐れがある。
水切れによるもの。
急激な環境変化によるもの。
栽培農家では多湿で適温の環境でぬくぬくと育っていたシクラメンが多い。
普通の家庭の入り、乾燥や夜間の低温などにさらされると、急激な環境変化にびっくりして対応できなくなることもある。
家族の仲間入りをしてから間もない場合は、環境変化による可能性が高い。
見極めが重要となる。
対処法 … 花や葉が、しおれたようにグッタリする
環境変化による場合
1) 新聞紙を2枚ほどスプレーで水をかけて湿らせる。
2) 湿らせた新聞紙でシクラメンの鉢全体を包み込む。
3) ポリエチレンなどのビニール袋に中に入れ、密閉状態にする。
4) 15度前後の、温度変化の少ない場所に置いておく。
強い光にさらしたりせずに、静かに見守る。
早ければ1日くらいで回復するケースが多い。
水切れによる場合。
発見次第、たっぷり水やりする。
シクラメンは回復力があるので、発見が早ければすぐに元に戻る。
環境変化によるケースでは、むやみに水を与えると根ぐされする恐れがある。
極度の水切れの場合は、
バケツ水に鉢ごと入れておく。
1度水やりした程度では回復しない場合、最後に試してみる。
2時間ほどおくと、回復する場合がある。
加湿により腐りやすい性質があるので、長時間つけないようにする。
花の色が変色・色褪せする
低温障害が原因で、シクラメンの花色が変色することがある。
冷たい風に当たるなどしたため。
品種により、花色が変わりやすい性質ものがある。
対処法 … 花の色が変色・色褪せする
冬は日当たりのよい場所で、よく日に当てる。
シクラメンの栽培に最適な温度は15度~20度。
シクラメンの鉢を不織布(フショクフ)で囲うなどして、保温する。
葉の色が変色する
シクラメンの葉が黄色く変色することがある。
日光不足によるもの。
病気によるもの。
若い葉まですべての葉が変色した場合は、細菌やカビにおかされたものと考えられる。
病気により葉が変色したものは、対処が難しい。
そのまま枯れてしまう可能性が高いので、他にうつらないように早めに処分した方がよい。
対処法 … 日光不足により葉の色が変色する
日当たりのよい涼しい場所に置く。
シクラメンの栽培に最適な温度は15度~20度。
暖房のきいた部屋や、床暖房の床などには置かないようにする。
葉を組み替えて、すべての葉に光が届くようにする。
シクラメン栽培ではこの「葉組み」がよく行なわれている。
「葉組み」のやり方は『シクラメンの栽培』の『葉組み』を参照。
変色した葉を取り除く。
変色した葉は、元には戻らない。
他に健康な葉が十分ある場合に限り取り除く。
(葉の枚数が少ない場合は、残しておく。)
葉の取り方は、指でひねりながら葉茎の元から取り除く。
葉の高さが、花と同じくらいに伸びてしまう
シクラメンは環境の良すぎる場所でノビノビと育ち過ぎると、成長し過ぎることがある。
対処法 … 葉の高さが、花と同じくらいに伸びてしまう
少しだけ厳しい環境のもとで育てるようにする。
適度に冬の寒さにあてるようにする。
風通しのよい場所に置く。
風による刺激を与える。
風のない場所では、手で葉を軽く触れる事で、風と同じような刺激を与えることが出来る。
球根がひび割れる
シクラメンは水切れなどが原因で、球根にひび割れが起こることがある。
傷ついた状態なので、菌におかされ腐りやすくなる。
対処法 … 球根がひび割れる
ひび割れの状態が続いたら、専用の消毒液で消毒する。
運が良ければ自然治癒することもある。
葉が黒く腐ったようになる
灰色カビ病の恐れがある。
対処法 … 葉が黒く腐ったようになる
なるべく早く、該当部分の葉を取り除く。
被害が拡大しないうちに、素早く対処する。
茎や花なども被害をうけた場合は、元から丁寧にすべて取り除く。
ピンセットなどを用いると、細かい作業がはかどる。
写真「シクラメンの花」
小さな園芸館
 花の写真一覧
 植物の索引一覧
 剪定の基本
 水やりの基本
 用土の基本
 肥料の基本
 園芸用語 
 
 季節の花
 春に咲く花
 初夏に咲く花
 夏に咲く花
 秋に咲く花
 冬に咲く花
 
 年間の花こよみ
 1月に咲く花
 2月に咲く花
 3月に咲く花
 4月に咲く花
 5月に咲く花
 6月に咲く花
 7月に咲く花
 8月に咲く花
 9月に咲く花
 10月に咲く花
 11月に咲く花
 12月に咲く花
 
 花の色
 白い色の花
 赤い色の花
 青い色の花
 黄色い色の花
 紫色の花
 ピンク色の花
 オレンジ色の花
 
 年間の園芸作業
 1月の園芸作業
 2月の園芸作業
 3月の園芸作業
 4月の園芸作業
 5月の園芸作業
 6月の園芸作業
 7月の園芸作業
 8月の園芸作業
 9月の園芸作業
 10月の園芸作業
 11月の園芸作業
 12月の園芸作業
 
 剪 定
 剪定の種類
 剪定の時期
 不要枝の剪定
 木の特性
 花木の剪定
 実樹の剪定
 剪定の目的
 
HOMEページ「小さな園芸館」
シクラメンの特徴 シクラメンの種類 シクラメンの栽培 シクラメンの栽培トラブル 小さな園芸館
 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載をお断りします。
(c)2006- A Pretty Garden ALL Rights Reserved.