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場 所 |
日当たりと風通しの良い場所。 |
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夏は、強い日差しを避けるようにする。 |
※ |
冬は、温度が低いと休眠するが、凍結するような場所であれば掘りあげる。 |
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【庭植え】 |
◇ |
庭植えにする時は、日当たりと風通しが良く、かつ水はけのよい場所に植える。 |
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【鉢植え】 |
◇ |
雨にあてないようにする。 |
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雨にあたると花が傷む。 |
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ダリアは茎の中が空洞になっているので、切口から雨水などで入り込むと、球根が腐る恐れがある。 |
※ |
鉢植えの場合は、雨に当てないようにする。
夏は風通しのよい涼しい場所に置く。
冬でも暖かい環境に置けば、花を咲かせる。 |
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庭植えダリアの雨対策 |
◇切口にキャップをかぶせて保護する。 |
※ |
キャップは、アルミホイルなど何でもよい。 |
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茎を切る時は晴天が続く日に切り、1日おいて切口をよく乾燥させてから、キャップをかぶせ、麻ヒモなどで縛る。 |
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◇茎の株元近くに穴をあける。 |
※ |
株元の地際で、キリなどで、水抜きの穴をあける。 |
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→ 上から入った水が出てくる。 |
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球根を堀り上げない時の冬対策。 |
一般的には、冬の前にダリアの球根を掘り上げて保管している。 |
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表土を腐葉土やもみがらなどで覆う。 |
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水やり |
鉢植えは、表土が乾いたらたっぷり与える。
水のやり過ぎに注意する。 |
※ |
多湿を嫌う。
球根が腐りやすくなるので注意する。 |
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【冬】 |
地上部が枯れて休眠したら、水やりを止める。 |
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肥 料 |
ダリアは肥料を好む。
緩効性化成肥料を、定期的に与え続ける。
開花期は10日に1回、液体肥料を与える。 |
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鉢植えは、鉢の縁に置く。
地植えは、葉の先端くらいの場所に置く。 |
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芽かき |
葉の付け根から出るワキ芽を取り除くことを「芽かき」という。
長く伸びた茎の上半分の脇芽を、手でつまんで取り除く。
下の半分の芽は残す。 |
※ |
葉が茂りすぎて花が見えなくなったり、上だけ茂ると全体のバランスが悪くなるため。 |
※ |
大きく成長しないタイプのダリアであれば、芽かきをしなくてもよい。 |
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摘蕾(テキライ) |
花の数を制限して、1本の花に養分を集中させると大きくて立派な花を咲かせることが出来る。 |
※ |
ダリアは1つの節から複数の花芽が出る。
(大中輪の花は3本が多い。) |
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【大輪の花】 |
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中心にある大きな蕾は残し、両脇の小さな蕾は手でつまんで、もぎ取る。 |
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※ |
通常、3つの花芽が出るが、中心にある花が一番大きくて立派なものになる。
養分を1つに集中させて、より立派に成長させる。 |
※ |
少し成長し過ぎてしまったら、ハサミで元から切り取る。 |
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【中・小輪の花】 |
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両脇にある蕾は残し、中心にある蕾は手でつまんで、もぎ取る。 |
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※ |
大輪ほど花の大きさに差がなく、花の開花にそれほど養分を取られないため、より多くの花を残すため。 |
※ |
少し成長し過ぎてしまったら、ハサミで元から切り取る。 |
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【極小輪の花・一重咲きの花】 |
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摘蕾(テキライ)は行なわずに、すべての花を残す。 |
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※ |
花の大きさにそれほど差がなく、1つの花にそれほど養分を取られないため。 |
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花柄摘み |
花後、咲き終わった花を取り除く。
取り除く方法により、その後の花の大きさが変わる。 |
◇ |
咲き終わった花だけもぎ取り、葉を残す。 |
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◇ |
咲き終わった花の少し下にある、ワキ芽の出ている節の上で花茎を切る。 |
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夏の暑さ対策 |
ダリアは夏の高温多湿を嫌う。 |
※ |
土の中が35℃以上になると、枯れる恐れがあるとも言われている。 |
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直射日光を緩和する |
寒冷紗などで日光を遮る。 |
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鉢を二重鉢にする。 |
※ |
少し大きな鉢の中に、ダリアの鉢を入れる。
→土の温度上昇を緩和させることが出来る。
また、発泡スチロールなどの中に鉢を置いてもよい。 |
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表土をマルチングする。 |
バークチップなどを株元に置く。 |
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夏の切り戻し |
【梅雨の前後】 |
※ |
ダリアは暑さに弱くて夏に花が咲きにくく、蒸れやすい。
一気に、スパッと切り戻して株を若返らせると花芽がよく出来る。 |
◇ |
株元から2~3節残して、すべての茎を切る。 |
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※ |
花が咲いている時は、切り花にする。 |
※ |
黄色くなったり、傷んだ葉は取り除き、株元もすっきりさせるとよい。 |
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球根の掘り上げ |
【秋】
ダリアの地上部が枯れたら、球根を掘り上げて管理する。 |
※ |
霜がおりる前には掘り上げる。 |
※ |
ダリアの花後も地上部が枯れるまでしっかり育て、球根を太らせるようにする。 |
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掘り上げが推称されているが、植えたまま毎年花を咲かせる人もいる。
(ただし品種によるかもしれない。) |
◇ |
庭植えの球根は、大きく20cm周囲を堀り、傷つけないように取り出す。 |
◇ |
茎の付け根に芽があるので、大切に扱う。 |
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※ |
芽がよくわからない時は、茎と一緒に保存する。 |
※ |
芽がないと、発芽の確立が悪くなるので、大切にする。 |
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◇ |
複数の球根がついている場合は、そのまま保存する。 |
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※ |
植える時に球根を分けて植えると、増やすことが出来る。 |
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◇ |
ビニール袋の中に、湿らせたピートモスやもみがらと一緒にいれておく。
さらにそのビニール袋をダンボールの箱の中に入れておくとよい。 |
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※ |
球根が傷つかないように、ピートモスやもみがらなどで保護する。 |
※ |
乾燥しすぎると、発芽しにくくなる。 |
※ |
霧吹きで、定期的によく湿らせておく。 |
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密閉したまま長期間置くとカビがはえることもあるので、ビニール袋の口は軽く折りたたむ程度にしておく。 |
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◇ |
日の当たらない、風通しのよい場所に置いておく。 |
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病害虫 |
ウィルス病にかかりやすい。 |
※ |
ウィルス病にかかると、葉が縮れたり、葉の中に丸い模様が出来たりする。 |
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ウィルス病の対処法 |
すぐに株を抜いて、株ごと捨てる。 |
※ |
残念であるが、他の株にうつる恐れがあるので、すぐに捨てるしかない。 |
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