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デンドロビウムは樹木や岩の上に着生する植物で、多くは直立する細長い茎を持ち花茎も直立するが、垂下するものもある。
デンドロビウムは分布地域が広く種類も多いので、いくつかの系列に分類されている。 |
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花色や形などに多くのバリエーションがある。 |
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系列により栽培方法が異なるので、デンドロビウムを栽培する際にはどの系列に含まれるものなのか留意する必要がある。 |
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デンドロビウムのタイプ別系列 |
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日本で1番多く生産されているデンドロビウム。
茎にある多くの節から短い花序を出して花を沢山咲かせる。 |
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デンドロビウムという時は、ノビル系のことをさすことが多い。 |
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キンギアナム系と同じ栽培方法でよいとされる。 |
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デンドロビウム・ファレノプシス系ともいう。
切花用によく栽培されている。 |
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花のつき方がファレノプシスに似ていることからデンファレと呼ばれている。
ファレノプシスとはコチョウラン〔胡蝶蘭〕のこと。
茎の頂部から30~50cmほどの花序を伸ばし、5~20ほどの花を咲かせる。 |
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性質もファレノプシスに似ている点があり、ノビル系よりも低温に弱いものが多い。越冬は10℃以上必要。 |
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熱帯地方では周年開花する。 |
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オーストラリア産。花色や開花の姿にバリエーションがある。 |
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ノビル系と同じ栽培方法でよいとされる。 |
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スペシオ・キンギアナム、ピエラルディー、ロディゲシーも、同様の栽培方法でよい。 |
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日本にも自生種がある。 |
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日本原産のセッコクの混ざった園芸品種は、小型で花も可憐で小さいものが多い。
開花期間も大型よりも短い。 |
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最近よく流通するようになったもので、比較的大きな花を咲かせる。 |
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シルシフローラ、クリソトキサム、クリサンサム、フィンブリアタム、モスチャタム、デ・ガットンサンレーなど。 |
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エジリー、キャピリペス。 |
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花の特徴 |
通常は、4週間~5週間ほど開花し続ける。 |
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開花中は、10℃~15℃くらいの温度が最適。
20℃以上になると、開花期間が短くなる。 |
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開花時期 |
【12月 ~ 5月】 |
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