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デンドロビウム 〔Dendrobium〕
写真「デンドロビウム〔Dendrobium〕の花」
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デンドロビウムの類別 デンドロビウムの特徴 デンドロビウムの栽培 デンドロビウムの写真 洋ランとは
 管理のポイント - デンドロビウム〔Dendrobium〕ノビル系
茎が高く伸びるので、支柱を立てる。 
 曲がったり、横に伸びたりして、株の姿が悪くなる。
葉のない茎もそのままにしておく。 
 養分や水分のたくわえがあり、新芽に供給するので大切にする。
低温にさらされないと花芽がつきにくい。 
→ 最低温度が、5~6℃くらいが適温。
秋の終わりから初冬にかけて3週間ほど寒さにあてる。
明け方の温度で6℃~7℃くらいどがよい。
日中は、18℃くらいでよい。
 デンドロビウム〔Dendrobium〕の栽培
デンドロビウムには多くの園芸品種があり性質も様々であるが、原種の自生地での生き方は、日当たりと風通しのよい高い樹木に着生している点は共通している。
また多くの地域では、雨期と乾期がはっきりしていて、雨期に急速に成長し、乾期には休眠する。休眠時には葉を落とす(落葉する)種類もある。やがて気温が上昇してくると開花を始め、雨期を迎える。
園芸品種も原種の基本性質を受け継いでいるものが多い。
栽培場所
日当たりを好むので、5時間~6時間は日に当てるようにする。
強い日光だと葉が日焼けするので、夏は遮光する。
日光が不足すると花が咲かない。
水やり
表土が乾いたら、たっぷり与える。
やり過ぎに注意する。
鉢皿にたまった水は必ず捨てる。
肥 料
冬は生育休止期なので、開花中でも花後でも与えない。
春に、成長期が始まったら、与え始める。
【5月 ~ 9月】
5月~9月頃は、液体肥料を与える。 → 週に1度。
5月~6月頃に適宜、固形肥料を与える。 → 月に1度程度。
秋から冬の休止期には、肥料を与えない。 
植え替え直後などの、根が弱っている時は肥料を与えない。
花柄摘み
花後は、花を一つずつ摘み取る。
茎葉は切らずに、大切にする。
養分がなくなると、弱〃しくなり黄色く変色していく。 
また、健康な茎にはある、白いものがなくなる。
→ 養分がなくなり古くなった茎は元から切り取る。
古い茎の剪定
花の終った茎は花柄を取り除いた状態で、大切に残しておくが、養分がなくなり古くなった茎は元から切り取る。
花の終った茎は、新芽に養分を供給する重要な役目がある。
養分がなくなると、弱〃しくなり黄色く変色していく。 
また、健康な茎にはある、白いものがなくなる。
病 気
黒点病(葉に黒い点が表れる)。
発見したらすぐに専門薬をかけて、被害が広がらないようにする。
梅雨の後に発生しやすい。 
害 虫
◇カイガラムシ
発見したらすぐに布やブラシなどで取り除く。
被害がひどい時は、薬剤を2度かける。
風通しが悪いと発生しやすい。 
◇ナメクジ
発見したらすぐに駆除する。
ナメクジの駆除方法
植え替え・株分け
デンドロビウムは、株分けの他に「高芽」を親株から切り離すことより増やすことが出来る。
ファレノプシスも同じような性質がある。
【株分けの方法】
ハサミで2~3本に切り離す。
健康な株は、1年に1本~2本の新芽が出て増えていく。
植え替えは、毎年行わずに、1~2年おきくらいにする。
回復するのに時間がかかり、毎年花を咲かせるのが難しくなる。
株分けしたものは、寄せ植えにしない。 
生存競争を初めて、葉や根ばかり成長させて、花芽をつけなくなる。
植え替え・株分けの適期
【4月 ~ 6月】
夏の間も植え替え可能。
用 土
水ゴケ。
さらに、発泡スチロールや割れた鉢などを底に敷き詰めると、水はけがよくなる。
高芽 (タカメ)
ランは一般的に株元から新芽が出てくるが、デンドロビウムは株元の他に茎の途中からも芽を出すことがある。
 → これを「高芽」という。
高芽に根が2センチほど伸びてきたら、手で折り取って、別の鉢に植え替えると、増やすことが出来る。
高根が成長していくと親株の養分が使われるので、別々に育てた方がよい。
時期は、4月~6月頃がよい。
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 デンドロビウム〔Dendrobium〕ノビル系 の 四季管理
【開花中】 (冬~春)
※品種や環境により異なるが、12月~5月くらいが開花期になる。
室内に取り入れる。
明るい窓辺でレースのカーテン越しの日を当てる。
花が終わりかけたら、花首をハサミで切る。
→ 花茎の節々から出ているので花がらのみを切り、茎は残す。
※通常はすべての花が一斉にしおれるわけではない。
※デンファレ系など花茎のはっきりしたものは、花茎の付け根で切る。
肥 料
冬は生育休止期なので、開花中でも花後でも与えない。
→ 春に新芽が出たら、与えてもよい。
【春】
生育期になる。
支柱を添える。
→ 成長して不安定になった茎は倒れないように安定させる。
♪新芽の出る反対側に立てる。
♪茎は太くなるので余裕をもたせる。
霜の心配がなくなったら戸外に置く。
肥 料
5月から9月頃まで液体肥料を与える。
→ 週に1度。
油かすなどに固形肥料を5月~6月まで月に1度。
植え替え・株分け
4月~5月が適期。
ハサミで2~3本に切り離す。
健康な株は、1年に1本~2本の新芽が出て増えていく。
植え替えは、毎年行わずに、1~2年おきくらいにする。
回復するのに時間がかかり、毎年花を咲かせるのが難しくなる。
株分けしたものは、寄せ植えにしない。 
生存競争を初めて、葉や根ばかり成長させて、花芽をつけなくなる。
【夏】
生育期。
遮光して日に当てる。
強い日にあてると、葉が日焼けを起こす。
梅雨時の雨にあてても問題ないが、水ゴケが腐らないように気をつける。
水ゴケの痛みから根腐れが起こることが多い。
支柱を添える。
→ 成長して不安定になった茎は倒れないように安定させる。
♪新芽の出る反対側に立てる。
♪茎は太くなるので余裕をもたせる。
水やり
たっぷり水を与える。
肥 料
5月から9月頃まで液体肥料を与える。
→ 週に1度。
油かすなどに固形肥料を5月~6月まで月に1度。
【秋】
生育期から休止期に移行する時期。
肥 料
生育休止期には、与えない。
開花中も花後も必要ない。
高根の鉢上げ
茎の途中から出た葉芽と根をはずして、新しい鉢に植える。
バルブの節の部分から花芽が出るが、チッ素過多や低温などの悪条件にさらされると葉芽になってしまうことがある。しばらく成長すると茎が伸びて葉を広げ、節の接点から根も出てくる。
→ この葉芽のことを(高い所に出来る根から)「高根」という。
高いところから茎や根が成長すると形状が乱れるので、そこだけうまくはずして、別の鉢に植えると株を増やすことができる。
【冬】
生育休止期。
しばらく低温にさらした後に室内に取り込む。
秋の終わりから初冬にかけて3週間ほど寒さにあてないと花芽がつきにくい。
明け方の温度で6℃~7℃くらいどがよい。
水やり
徐々に間隔を開けていく。
冬の終わりには、たくわえた葉の水分がなくなり立てジワが入り、茎も黄ばんでくるが、これは正常な状態。
水やりは午前中に行う。
夜まで水が残ると、水温が低くなり根を冷やして株を痛める原因となる。
朝の水道水は冷たいので、しばらく(あるいは前日から)汲み置きしたものを使うようにする。
花に支柱をたてる - デンファレ系
花茎が伸びだしたら、成長に合わせて支柱を立てて、ささえる。
蕾のうちは柔らかいので、曲がって出てきたり、方向が悪い時は、曲げて修正出来る。
花茎が下垂するタイプもアーチに合わせた支柱を立てる方がきれいになる。
肥 料
生育休止期なので、与えない。
開花中も花後も必要ない。
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