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ナスは日向を好み、よい土とたっぷりの水があれば適度に実がなるが、さらに手入れをよくすれば、1株で20本~30本の収穫が可能となる。 |
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ナスには「無駄花がない」と古くから語り継がれている。 |
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日本の環境では一年草として扱われているため、毎年植え付けから栽培する必要がある。 |
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苗の選び方 |
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葉の緑色が濃いもの。 |
◇ |
全体がずんぐり・しっかりしているもの。 |
◇ |
葉が7枚以上ついているもの。 |
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花の蕾(つぼみ)がついているもの。 |
◇ |
病害虫の形跡がないもの。 |
◇ |
接ぎ木してあるもの。 |
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接ぎ木苗 |
接ぎ木苗とは、病害虫に強い野生の苗に、果実の好ましい苗を接ぎ木して組み合わせたもの。 |
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実のおいしい栽培種だけの苗よりも病気に強く育てやすいが、値段が少し高くなる。 |
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植え付け適期 |
【4月 ~ 5月上旬】 |
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用意するもの ・・・ 容器栽培 |
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◇ |
容器 (コンテナ・鉢) |
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深さ30cm以上の大型コンテナがよい。 |
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成長したナスが倒れない用な大型のもの。 |
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鉢底網 |
◇ |
鉢底石 |
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水はけよくするためのもの。 |
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袋状のネットに入れて使用すると、再利用する時に便利。 |
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◇ |
支 柱 |
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150cm程度のもの。 |
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最初は短くても、成長に応じて高くしていくのもよい。 |
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◇ |
麻ひも |
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苗と支柱を結ぶもの。 |
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プラスチックタイなどでもよい。 |
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◇ |
野菜用培養土 |
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植え付け手順 ・・・ 容器栽培 |
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1) |
鉢底網を入れ、鉢底石を敷き詰める。 |
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2) |
野菜培養土を入れる。 |
3) |
植え穴を掘り、苗を植える。 |
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接ぎ木の場合は、接ぎ木の部分が地中に埋まらない様にする。 |
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4) |
支柱を立てる。 |
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支柱を立て、麻紐などで結びながら苗を誘引する。 |
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5) |
水をたっぷり与える。 |
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水やり |
毎日たっつぷり水やりする。
葉にも水をかける。 |
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水やりはスコールのように |
原産地インドでは、毎日スコール(日本の土砂降りよりもすごい雨)がある。
そのスコールのように、夏には毎日ザーザーとたっぷり水やりするのがよいという。 |
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株の上から水をあびせかけるようにする。
害虫も叩き落とされ、害虫駆除もできる。 |
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手入れ |
苗が成長してら、中心の茎と太くて立派なわき芽を2本残して、他は切りとる。 |
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2本仕立てという。 |
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2~3週間後には、わき芽が沢山出てくる。 |
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苗の成長に合わせて、高い支柱に立て直す。 |
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短い支柱を立てた場合。
最初から150cmほどの高い支柱を立ててもよい。 |
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肥 料 |
植え付けてから2~3週間後に、追肥する。 |
※ |
化成肥料を根元におく。
土1㍑あたり1gの化成肥料が目安。 |
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収 穫 |
実が適度に色づいてきたら、付け根からハサミで切り収穫する。 |
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ナエの実は花が咲いてから20~25日頃になると、長さ10cm位に生長する。 |
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夏の管理 |
茎を半分くらいに切り戻す。 |
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太い元気のよい枝から出た新芽の上で切る。 |
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夏は、良い果実の収穫が出来にくいので、切り戻して夏越しして、秋に充実した果実を収穫するようにする。 |
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切り戻し時期 |
【7月 ~ 8月初旬】 |
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