|
タイサンボクは50mにもなるモクレン科の高木で、世界中の庭園や街路樹に植えられている。
初夏に咲く花は20センチにもなる大型で、乳白色の花びらがひときわ目立つ。
自然と形が整う巨大な樹形と大きな乳白色の花、光沢のある大きな葉が特徴的で容易に判別できる。 |
※ |
花の咲き始めには、ほのかな甘い香りがする。 |
※ |
病害虫に強く栽培も容易であるが、大木になり過ぎることから日本では栽培する場所が限られてしまう。
タイサンボクは雄大な樹形がふさわしい。 |
|
|
名 前 |
タイサンボク 〔泰山木〕 〔大山木〕 |
英 名 |
Southern magnolia |
類 別 |
モクレン科 [Magnoliaceae]
モクレン属 [Magnolia] |
学 名 |
Magnolia grandiflora |
性 質 |
常緑性 広葉樹 高木 |
原産地 |
北米(中南部) |
用 途 |
公園樹 |
開花期 |
5月 ~ 7月 |
結実期 |
10月 ~ 11月 |
|
※ |
明治時代に渡来する。 |
※ |
アメリカシシッピ州の州木。 |
|
|
|
|
タイサンボクには園芸品種が多い |
タイサンボクには実生から育てた園芸品種も多く、葉の形などにバリエーションがある。 |
※ |
変異も特に区別することなく「タイサンボク」とよぶが、園芸品種名がちゃんと存在するものもある。 |
|
|
|
|
日本で栽培されているものは「ホソバタイサンボク」が多いという。 |
|
|
|
|
近縁種に少し小さいサイズの「ヒメタイサンボク」があるが、ヒメタイサンボクは落葉性であるので容易に区別できる。 |
|
学名: Magnolia virginiana |
|
|
|
|
|
|
モクレン属 [Magnolia] - 属名 |
属名のにMagnoliaは、フランスの植物学者マグノル(Pierre Magnol)にちなんだもの。 |
|
|
|
日本で栽培するには大きくなり過ぎることが唯一の欠点。
それ以外は自然と樹形がまとまるし、病害虫にも強く栽培がやさしい。 |
|
|
栽培場所 |
日当たりを好む。 |
※ |
西日が当たらない場所がよい。 |
|
植栽範囲: 東北 ~ 沖縄
(品種により若干異なる) |
|
|
剪 定 |
時々不要な枝を整理する。 |
※ |
横に広がり過ぎないように、枝を切り戻しすることも可能。
ただしある程度大きく成長させないと、花が咲かない恐れがある。 |
|
|
|
肥 料 |
特に必要ない。 |
|
|
病害虫 |
強い。 |
|
|
植え付け・植え替え |
成長した木を植え替えするのは難しい。 |
|
植え替え・植え付けの適期 |
【3月 ~ 4月】 |
|
|
|
|
|
|