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カランコエ〔Kalanchoe〕
写真「フェイジョア〔Feijoa〕の花」
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 フェイジョア〔Feijoa〕とは
エキゾチックで華やかな花が魅了する美しい花木。
紅色の長い雄しべが放射状に多数出ているのが印象的。
昭和初年に導入された新しい樹木で、まだ認知度が低い。
花後に実る果実は、キーウィフルーツよりも甘くておいしい。
最初の頃に導入された苗木は、結実が不安定で、実をつけても小さくて貧弱なものであった。
その為、フェイジョアは花の美しい花木として扱われ、果実については認知されなかったという経緯がある。
 → 現在は、品種改良された果樹園向きの品種が多くある。
名 前  フェイジョア〔Feijoa〕
別 名  アナナスガヤバ、 パイナップルグアバ
英 名  Feijoa
類 別  フトモモ科 [Myrtaceae]
 フェイジョア属 [Feijoa]
学 名  Feijoa sellowiana
性 質  常緑性  広葉樹  小高木
原産地  南アメリカ (ウルグアイ ~ ブラジル南部)
用 途  庭植え、 鉢植え、 生垣、 果樹園
花の特徴
華やかでエキゾチック花は約4cmほどの大きさで、4枚の花びらの外側は真っ白、内側はピンク色が入っている。
紅色の長い雄しべが放射状に多数突き出ているのが印象的な花。
両性花(リョウセイカ)で、花には雌しべと雄しべがある。
花びらは肉質で甘みがあり、料理にも利用される。
開花時期
【5月下旬 ~ 6月】
7月になってもパラパラと咲き続ける事があるが、開花が遅れると果実が小さくなる傾向がある。
果実の特徴
フェイジョアの果実は5cmほどの長さで、緑色の楕円形をしている。
熟すると赤みを帯びた淡緑色になり、パイナップルのような香りがして、食べるとおいしい。
果肉は透明度のあるクリーム色をしたゼリー状で微小な種子がある。
スライスするか、半分に切ってスプーンですくって食べるのが一般的。
種子は小さくて少量なので、そのまま食べても違和感がない。
完熟した果実の甘さは糖度が16以上になるという。
日本の環境では、大きくて立派な果実を作るのは難しいとされる。
海外では大きな実がなる樹木でも、日本で収穫すると小さくなってしまうという。
日本では5~6センチほどの果実が一般的か?
果実時期
【9月 ~ 11月】
ほどよい大きさになり、手で軽く取れる様になった頃が収穫時期。
目視で収穫時期を見極めるのは難しく、下に落ちたら完熟の目安になるという。
果実の保存
フェイジョアの保存は、厚手のポリ袋やサランラップなどに包み、5℃くらいの冷蔵庫などの冷暗所に置いておく。
果実は、重ねない方がよい。
1ヵ月ほど保存可能。
果実の追熟
フェイジョアの果実は、成熟して収穫したものでも少しかたくて甘さもほどほどなので、追熟するとおいしくなる。
 → 15℃~20℃くらいの場所に10日~15日置く。
芳香が強くなり、糖度が16度以上になる。
 自家不和合性   (ジカフワゴウセイ)
自家不和合性とは、1本の木の花だけでは、結実しにくい性質のこと。
フェイジョアは自家不和合性の性質を持つので、確実に結実させたい場合は別の品種の木を一緒に植える必要がある。
 交雑不和合性   (コウザツフワゴウセイ)
交雑不和合性とは、他品種の花粉を受粉しても、組み合わせによっては授精しない性質のこと。
フェイジョアは交雑不和合性の性質も合わせ持つので、確実に結実させたい場合は、購入時に組み合わせを確認する必要がある。
食用利用
フェイジョアの果実
 生食の他にジャムやゼリーなどに加工して食される。
また、果実酒にされることもあり、シチュー料理にも合うという。
フェイジョアの花びら
 肉質で甘みがあり、料理に利用される。
写真「フェイジョア〔Feijoa〕の実」
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