|
フジの仲間は、つるが右巻きの「ノダフジ」と、左巻きの「ヤマフジ」の2系統に大別され、単に「フジ」という場合は、通常「ノダフジ」を指す。
また、八重の花を咲かせるものや斑入りの葉を持つものもある。 |
|
|
一般にフジと呼ばれているもので、花房が長く、鑑賞用に好まれる。
かなり太くなるツル性の木本。 |
|
|
名 前 |
ノダフジ 〔野田藤〕 |
別 名 |
フジ |
分 布 |
本州、 四国、 九州 (山野に普通に自生する。) |
開花時期 |
4月 ~ 6月 |
蔓の巻き方 |
右巻き (上から見ると右回り) |
花の特徴 |
薄紫色の花を多数つけ、花房は長く垂れ下がり20~80cmにもなる。 |
|
ノダフジ系の品種 |
九尺藤 |
|
|
|
ノダフジに似ているが別種で、ノダフジに比べて花と葉が小さい。 |
◇ |
ヤマフジの園芸品種に「シラフジ」(別名: シロカビタン) がある。 |
|
|
|
|
名 前 |
ヤマフジ 〔山藤〕 |
別 名 |
カピタンフジ |
分 布 |
本州西部、 四国、 九州 (山地に自生する) |
蔓の巻き方 |
左巻き (上から見ると左回り) |
その他 |
小葉は9~13枚で葉の両面に細かい白毛が密生する。 |
花の特徴 |
淡い紫色の花を多数つけ、花房はノダフジに比較して短い。 |
|
ヤマフジ系の品種 |
昭和紅藤 |
|
|
ノダフジ 〔野田藤〕 と ヤマフジ 〔山藤〕 の 違い |
|
花の大きさ |
|
ノダフジ |
一つ一つの花が小さい。 |
|
ヤマフジ |
一つ一つの花が大きい。 |
|
|
|
|
花穂(ハナホ) |
|
花の咲きかた |
|
ノダフジ |
根元から先端へと、順番に花が咲いていく。 |
|
ヤマフジ |
根元から先端まで、花の咲く時間にそれほど差がない。 |
|
|
|
|
つるの巻きかた |
|
ノダフジ |
右巻き(上から見て右回り・時計回り)。 |
|
ヤマフジ |
左巻き(上から見て左回り・反時計回り)。 |
|
|
|
|
つるの太さ |
|
ノダフジ |
太くなる。 |
|
ヤマフジ |
ノダフジほど太くはならない。 |
|
|
|
|
|
|
|
|