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ブドウは台木を使った「接ぎ木」苗による繁殖が一般的であるが、挿し木やタネによる繁殖も可能。 |
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タネから育てると、親と同じ性質や果実になるとは限らない。 |
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接ぎ木 |
専門的に行なう台木には、フィロキセラの抗体を持つ米原産の野生種が使用される。 |
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フィロキセラは、この木の根に住み着く事が出来ないという。 |
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フィロキセラ(Phylloxera)とは、「ぶどう根アブラムシ」(和訳)という虫のこと。
その名の通り、葡萄の木の根について寄生し、やがて葡萄の木を枯らしてしまう。
実際は、根だけでなく葉にも寄生し、虫こぶという塊を作るという。 |
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フィロキセラの抗体を持つブドウの木を台木にすることにより、予防することが出来る。 |
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接ぎ木の適期 |
【3月中旬】 |
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挿し木 |
ブドウは枝から根が出やすい性質があり、簡単に挿し木を行う事が出来る。
挿し穂には、しっかりと育った健康そうな枝を選ぶ。 |
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徒長枝や貧弱な枝、実をつけ過ぎた枝などは避ける。 |
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種 子 |
種子による繁殖も可能であるが、欠点がある。 |
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発芽状態が不安定 |
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タネが全てが発芽するとは限らない。 |
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逆に、庭に捨てた種から発芽することもある。 |
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品質が一定でない |
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親と同じ果実が実るとは限らない。 |
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逆に、突然変異ですばらしい品種が生まれる可能性もある。 |
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種子による繁殖の適期 |
【春・秋】 |
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タネの保存は、乾燥させずに冷暗所においておく。 |
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通常の種まきと同様に行なう。 |
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