小さな園芸館 > 植物 > ブドウ〔葡萄〕> 栽培
ブドウ 〔葡萄〕
写真「ブドウ〔葡萄〕の花」
小さな園芸館
 花の索引 【写真一覧】
 花の索引【五十音順】
 園芸用語
 ベストセラー・ブック
 白色の花
 黄色の花
 赤色の花
 青色の花
 紫色の花
 3月の花
 4月の花
 5月の花
 オレンジ色の花
 ピンクの花
ブドウの特徴 ブドウの栽培 ブドウの手入れ ブドウの植え付け ブドウの写真 果実一覧
 ブドウ〔葡萄〕の栽培
場 所
日当たりのよい場所
まるまる1日、日当たりが確保できないと、良質の果実が望めない。
雨の少ない気候を好み、乾燥地でもよく生育する。
乾燥地でもよく生育する。
 →特に、生育期に降雨の少ない場所で、よい果実が出来る。
開花時期に雨が降ると、果実の実りが極端に悪くなる。
強風には弱い。
冷たい風に弱い
寒冷地では覆いをするなど対処する必要がある。
園芸店などにある風除けでも、新聞紙・ダンボールなどでもよい。
ブドウのメモ
 ブドウには様々な品種があり、北海道から九州まで栽培が可能とされている。
 しかしブドウは基本的に「雨量が少なく、日当たりがよく、暖かい」地域を好む。
 気候条件が悪くなると、育ちはするが良質な果実の収穫は望めない。
水やり
地植えの場合は特に必要ないが、植え付けしてから最初の1~2年はこまめに水やりをする。
肥 料
やりすぎに注意する。
元肥には、緩効性有機質肥料を与える。
やりすぎの弊害の方が多い。
肥料の適期 
 【1月 ~ 2月】 【収穫後】
収穫後に、速効性の肥料を適度に施して、養分を貯えてもらう。
生育が遅い場合は、緩効性の化成肥料をやる。
果実の袋かけ
果実が実り始めたら、袋かけを行う。
虫や付いたり、鳥に食べられない様にする為。
防虫ネットなどをかけてもよい。
収穫時期
果実がよく色づいて成熟した後に収穫する。
熟した時の果実の色具合は、品種により異なる。
ブドウ栽培のトラブル
花が咲いても実のつきが悪くなる
間違った剪定や、窒素肥料のやり過ぎ。
徒長枝の様な、勢いの良過ぎる枝には実がつきにくい。
開花前や開花中に、気温が低い日が続く。
例年より温度の低い日が続くと影響してくる。
開花前や開花中に、雨が降る。
受粉がうまくいかなくなる。
開花前や開花中の、日照不足。
受粉がうまくいかなくなる。
品種によっても、実のつきが悪くなりやすいものがある
巨峰、ピオーネ、ネオ・マスカットなど。
  ⇒ ブドウの手入れ
  ⇒ ブドウの植え付け
病害虫
ブドウには、多くの病害虫気が出現する。
なるべくなら薬剤は使用したくないが、ブドウ栽培では薬剤散布は不可欠ともいえる。
特に、雨によって病気が拡大することが多いので、ブドウ栽培に雨は大敵。
病害虫に合わせた薬剤を定期的に散布するのが有効。
ブドウの主な病気
黒痘(コクトウ)病
新しい枝や、果穂の軟らかい皮の部分が黒く傷んでいく病気。
菌糸の形で冬を越し、開花前頃の雨で濡れると活動を始める。
晩腐(オキグサレ)病
果実が腐り、傷物になる。
病原菌がどこに潜んでいるのかわからないので、やっかいな病気。
蔓割(ツルワレ)病
新芽が出る頃に、菌が雨水に乗って周囲に移って拡販していく。
長い年月をかけて、木を弱らせていく。
実際は、ツルだけでなく太い枝や幹、果実もやられる。
枯れたツルの表面や、幹で越冬する。
ベト病
葉の裏に、雪の様なカビが生える病気。
病原菌は落ち葉の中で越冬し、雨のしぶきを利用して葉に飛び移っていく。
主に葉が被害にあうが、新枝や果実もやられる。
ウドンコ病
ウドン粉のような白い粉の菌がつく病気。
風通しと日当たりをよくすればふせげる。
ブドウの主な害虫
ブドウスカシバ
葉、新枝などにつく虫。
コガネムシ
葉、新枝、果実などを食する虫。
大きな虫なので、発見しやすい。
フィロキセラ
主にブドウの根に住み着く害虫で、一度取り付かれると枯れる恐れがある恐ろしい虫。
世界的に有名な害虫であるが、台木を使用している苗ならあまり心配する必要はない。
 HOMEページ「小さな園芸館」
 花植物の索引 【写真】
 花の索引【五十音順】
 果実の一覧
 庭の生き物の一覧
 園芸用語
 季節の花
 春に咲く花
 初夏に咲く花
 夏に咲く花
 秋に咲く花
 冬に咲く花
 
 年間の花こよみ
 1月に咲く花
 2月に咲く花
 3月に咲く花
 4月に咲く花
 5月に咲く花
 6月に咲く花
 7月に咲く花
 8月に咲く花
 9月に咲く花
 10月に咲く花
 11月に咲く花
 12月に咲く花
 
 花の色
 白い色の花
 赤い色の花
 青い色の花
 黄色い色の花
 紫色の花
 ピンク色の花
 オレンジ色の花
 
HOMEページ「小さな園芸館」
 ブドウ〔葡萄〕の繁殖
ブドウは台木を使った「接ぎ木」苗による繁殖が一般的であるが、挿し木やタネによる繁殖も可能。
タネから育てると、親と同じ性質や果実になるとは限らない。
接ぎ木
専門的に行なう台木には、フィロキセラの抗体を持つ米原産の野生種が使用される。
フィロキセラは、この木の根に住み着く事が出来ないという。
 フィロキセラ
 フィロキセラ(Phylloxera)とは、「ぶどう根アブラムシ」(和訳)という虫のこと。
 その名の通り、葡萄の木の根について寄生し、やがて葡萄の木を枯らしてしまう。
 実際は、根だけでなく葉にも寄生し、虫こぶという塊を作るという。
フィロキセラの抗体を持つブドウの木を台木にすることにより、予防することが出来る。
接ぎ木の適期
 【3月中旬】
清潔な砂質の用土で行う。
挿し木
ブドウは枝から根が出やすい性質があり、簡単に挿し木を行う事が出来る。
挿し穂には、しっかりと育った健康そうな枝を選ぶ。
徒長枝や貧弱な枝、実をつけ過ぎた枝などは避ける。
種 子
種子による繁殖も可能であるが、欠点がある。
発芽状態が不安定
タネが全てが発芽するとは限らない。
逆に、庭に捨てた種から発芽することもある。
品質が一定でない
親と同じ果実が実るとは限らない。
逆に、突然変異ですばらしい品種が生まれる可能性もある。
種子による繁殖の適期
 【春・秋】
タネの保存は、乾燥させずに冷暗所においておく。
通常の種まきと同様に行なう。
 季節の花
 春に咲く花
 初夏に咲く花
 夏に咲く花
 秋に咲く花
 冬に咲く花
 
 年間の花こよみ
 1月に咲く花
 2月に咲く花
 3月に咲く花
 4月に咲く花
 5月に咲く花
 6月に咲く花
 7月に咲く花
 8月に咲く花
 9月に咲く花
 10月に咲く花
 11月に咲く花
 12月に咲く花
 
 花の色
 白い色の花
 赤い色の花
 青い色の花
 黄色い色の花
 紫色の花
 ピンク色の花
 オレンジ色の花
 
HOMEページ「小さな園芸館」
ブドウの特徴 ブドウの栽培 ブドウの手入れ ブドウの植え付け ブドウの写真 果実一覧
 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁止します。
(c)2006-2008 A Pretty Garden ALL Rights Reserved.