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ハイビスカス 〔Hibiscus〕
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 栽培のポイント
日当たりを好む。
熱帯性植物で、寒さに弱い。
 成長の適温は15℃~25℃。
 気候が合えば、雑草の様にたくましく育つ。
 最低気温が10℃以下では育てにくい。
丈夫で育てやすい。
品種により、暑さに強いものと、やや苦手なものがある。
日本の夏は暑すぎるので、春や秋の方が適温に近い。
 ハイビスカス〔Hibiscus〕 の 栽培
基本的に丈夫な植物なので、気候が合えば手入れはそれほど必要としない。
ただし日本の気候で冬越しは難しいので、冬は室内に入れる鉢植え栽培をするのが一般的。
場 所
日当たりのよい場所。
日陰では、花芽がついても蕾が落ちてしまう。
【真夏】 … 7月 ~ 8月
午前中は、日がよく当たる場所。
午後には、日陰になる場所がよい。
植栽範囲
九州南部~沖縄。
関東以北や山間部では、温室等がないと、越冬は難しい。
適温であれば、1年中花を咲かせる。
鉢植えの場合
4月下旬~10月上旬 → 戸外の風通しと日当たりのよい所で育てる。
冬 → 11月頃には室内に入れ、窓辺の日の当たる室内で育てる。
10℃以下にならないうちに室内に取り入れる。
冬は乾燥ぎみにする。
水やり
鉢植えの水やりは、「鉢土が乾いたらたっぷり与える」のが基本であるが、季節により調整していく。
【春】 気温上昇とともに水やりの回数を増やしていく。
【夏】 毎日与える。
朝夕、2回与える。 (7月~9月中旬)
夕方は、株元に十分水を与えた後に、上から下部全体に水をかける。
(多湿を好む。)
→ ハダニの予防にもなる。
【秋】 少しずつ水やりをひかえる。
【冬】 ほとんど与えない。
剪 定
花後、1/2~1/3ほどに剪定する。
側枝が伸びていく。
夏の早い時期に行えば、秋にまた咲く。
枝が伸びすぎた時にも、適宜剪定する。
 → 気候がよければ2ヵ月ほどで花が咲く。
【鉢植え】
植え替え時にその年に伸びた枝のもとまで切り下げて、新梢を伸ばす。
植え替え時に根をくずしたり減らしたりした場合は、バランスを取るために枝も切り落とす。
花芽のつき方
花は、葉の付け根にある脇芽から新しく伸びた枝の先に咲く。
肥 料
控えめでもよい。
【鉢植え】
緩効性化成肥料を月に1回ほど与える。
 → 4月・6月・8月・10月
  (5号鉢に2~3個くらい)
 又は液体肥料を10日に1回ほど与える。
冬には肥料を与えない。
葉が黄色く変色したら、肥料切れの恐れがある。
害 虫
根につくネダネ、ネジラミには注意する。
葉の色が黄色くなり、肥料を与えても回復しない時は、鉢から抜いて確認する。
→ 根に白い小さいものがついていればネジラミの類。
ネジラミの類は、根を水で洗い、新しい用土で植え替える。
♪夏に鉢の土を取り替えると予防にもなる。
アブラムシ、ハマキムシ、メイガなどが葉につくことがある。
通風、採光を心がける。
被害がひどい場合は、マラソン乳剤などで駆除する。
植え付け・移植
根張りが強いので、根がはったら1~2回り大きな鉢に植え替える。
勢力旺盛なので、毎年1回は植え替えするのが望ましい。
大きくしたくない場合は、根を1/3ほど落として植え替える。
その場合は、枝も切り落としてバランスをとる。
植え替え後、1週間ほどは半日陰に置く。
植え付け・移植時期
【4月下旬 ~ 5月中旬】
【9月】
土壌・土質
水はけのよい肥沃な土壌を好む。
鉢植えは、川砂・畑土・腐葉を等量混合したものが標準で、パーライト、ピートモスなどを適宜用いる。
鉢植え用土の例
6: 赤玉土(小粒)
2: 腐葉土
1: パーライト
1: 堆肥
適量: 鉢底石
他: 鉢底網
その他、砂質土壌にピートモスを3割程度入れた用土や、草花用培養土でもよい。
繁 殖
挿し木にて行なう。
1年枝を切り、長さ15cmくらいにそろえる。
下の葉を2~3枚除き、水揚げを2時間行う。
植木鉢かプランターに入れた、きれいな川砂にさす。
半日陰の場所に置き、十分に水をやる。
♪ 約1ヵ月で発根する。
挿し木の適期
成長期ならいつでも行えるが、気温が12℃~13℃ほどの時期が最適。
 ハイビスカス〔Hibiscus〕栽培のトラブル
花の蕾が落ちてしまう
せっかく花の蕾がついても、咲く前に落下してしまう現象には、いくつかの原因が考えられる。
一番の原因は「根づまり」によるもの。
対処法
植え替えをする。
2回り大きな鉢に植え替える。
鉢を大きくしたくない場合は、根と茎葉を少し切り詰めて同じサイズの鉢に植え替える。
ただし、時期は「4月下旬~5月中旬」か「9月」頃の適期に行なう。
また、開花には2ヵ月ほどかかる。
開花中は、根鉢をくずさない。
根を傷めると、開花に必要な栄養分が吸収できなくなる。
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