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基本的に丈夫な植物なので、気候が合えば手入れはそれほど必要としない。
ただし日本の気候で冬越しは難しいので、冬は室内に入れる鉢植え栽培をするのが一般的。 |
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場 所 |
日当たりのよい場所。 |
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【真夏】 … 7月 ~ 8月 |
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午前中は、日がよく当たる場所。
午後には、日陰になる場所がよい。 |
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植栽範囲 |
九州南部~沖縄。 |
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関東以北や山間部では、温室等がないと、越冬は難しい。 |
※ |
適温であれば、1年中花を咲かせる。 |
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鉢植えの場合 |
4月下旬~10月上旬 → 戸外の風通しと日当たりのよい所で育てる。
冬 → 11月頃には室内に入れ、窓辺の日の当たる室内で育てる。 |
※ |
10℃以下にならないうちに室内に取り入れる。 |
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冬は乾燥ぎみにする。 |
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水やり |
鉢植えの水やりは、「鉢土が乾いたらたっぷり与える」のが基本であるが、季節により調整していく。
【春】 気温上昇とともに水やりの回数を増やしていく。 【夏】 毎日与える。 |
※ |
朝夕、2回与える。 (7月~9月中旬)
夕方は、株元に十分水を与えた後に、上から下部全体に水をかける。
(多湿を好む。)
→ ハダニの予防にもなる。 |
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【秋】 少しずつ水やりをひかえる。
【冬】 ほとんど与えない。 |
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剪 定 |
花後、1/2~1/3ほどに剪定する。 |
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側枝が伸びていく。 |
※ |
夏の早い時期に行えば、秋にまた咲く。 |
※ |
枝が伸びすぎた時にも、適宜剪定する。
→ 気候がよければ2ヵ月ほどで花が咲く。 |
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【鉢植え】 |
◇ |
植え替え時にその年に伸びた枝のもとまで切り下げて、新梢を伸ばす。 |
◇ |
植え替え時に根をくずしたり減らしたりした場合は、バランスを取るために枝も切り落とす。 |
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花芽のつき方 |
花は、葉の付け根にある脇芽から新しく伸びた枝の先に咲く。 |
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肥 料 |
控えめでもよい。 |
【鉢植え】 |
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緩効性化成肥料を月に1回ほど与える。 |
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→ 4月・6月・8月・10月 |
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(5号鉢に2~3個くらい)
又は液体肥料を10日に1回ほど与える。 |
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冬には肥料を与えない。 |
※ |
葉が黄色く変色したら、肥料切れの恐れがある。 |
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害 虫 |
根につくネダネ、ネジラミには注意する。 |
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葉の色が黄色くなり、肥料を与えても回復しない時は、鉢から抜いて確認する。
→ 根に白い小さいものがついていればネジラミの類。 |
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ネジラミの類は、根を水で洗い、新しい用土で植え替える。
♪夏に鉢の土を取り替えると予防にもなる。 |
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アブラムシ、ハマキムシ、メイガなどが葉につくことがある。 |
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通風、採光を心がける。
被害がひどい場合は、マラソン乳剤などで駆除する。 |
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植え付け・移植 |
根張りが強いので、根がはったら1~2回り大きな鉢に植え替える。 |
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勢力旺盛なので、毎年1回は植え替えするのが望ましい。 |
※ |
大きくしたくない場合は、根を1/3ほど落として植え替える。
その場合は、枝も切り落としてバランスをとる。 |
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植え替え後、1週間ほどは半日陰に置く。 |
植え付け・移植時期 |
【4月下旬 ~ 5月中旬】
【9月】 |
土壌・土質 |
水はけのよい肥沃な土壌を好む。
鉢植えは、川砂・畑土・腐葉を等量混合したものが標準で、パーライト、ピートモスなどを適宜用いる。 |
鉢植え用土の例 |
6: |
赤玉土(小粒) |
2: |
腐葉土 |
1: |
パーライト |
1: |
堆肥 |
適量: |
鉢底石 |
他: |
鉢底網 |
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その他、砂質土壌にピートモスを3割程度入れた用土や、草花用培養土でもよい。 |
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繁 殖 |
挿し木にて行なう。 |
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1年枝を切り、長さ15cmくらいにそろえる。
下の葉を2~3枚除き、水揚げを2時間行う。
植木鉢かプランターに入れた、きれいな川砂にさす。
半日陰の場所に置き、十分に水をやる。
♪ 約1ヵ月で発根する。 |
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挿し木の適期 |
成長期ならいつでも行えるが、気温が12℃~13℃ほどの時期が最適。 |
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