ハナカイドウ〔花海棠〕－植物

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ハナカイドウ

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ハナカイドウ〔花海棠〕とは

カイドウには多くの品種があるが、一般的にはハナカイドウのことを指す。
カイドウの木は、幹が曲がって伸びていく性質があり、高さ５ｍ～８ｍほどに成長する。
枝は自然と広がり、まとまった樹形を作っていく。

※	ハナカイドウは、美しい花と幹の曲がる性質が好まれ、古くから盆栽としても愛好されてている。

花の特徴

ハナカイドウにはいくつかの種類があるが、よく見られるタイプの花は明るいピンク～紅色をした花を枝いっぱいに垂れ下がる様に咲かせるのが特徴。
花のつぼみは赤いが開花すると薄紅色になり、花びらの内側はうすいピンク色～白色と、色の移り変わりも美しい。

※	木全体に花を咲かせるので、花期はとても華やかになる。
※	一重咲きや八重咲き、大輪の花、白花など、品種によりバリエーションがある。

開花時期

【４月～５月】

果実時期

【９月～１０月】
　６mm～10mmくらいの実をつける。

※	果実は食用には向かないが、花と同様、鑑賞に適している。

ハナカイドウ〔花海棠〕の栽培・管理

ハナカイドウは自然と樹形が整うが、仕立てや剪定が簡単に行える。
繁殖は接木による方法が一般的。

生育条件

水はけのよい日当たりを好む。
乾燥を嫌う。
軽い土質をがよい。
栽培適地：　北海道南部～沖縄

肥　料

よい花を沢山咲かせるに、肥料を適宜与える。

※	窒素を与えすぎると花付きが悪くなる。

肥料適期

【２月】
【５月】　　…　花後
【８月下旬】

剪　定

剪定のポイント

◇	花芽は、新しい充実した短い枝の先に作られる。

【６月】
　伸びすぎた枝の先端を切り詰める。

※	あまり伸びていない枝は先端に花芽が出来始めるので、切らないようにする。

【11月～３月】　…　落葉期
　間引きや枝の整理を行う。

※	花芽のつかないような細かい枝や、からんだ枝などを切ってきれいにする。
※	徒長枝（ﾄﾁｮｳｼ）は、いくつか芽を残して切り詰める。　→ 残した芽から花芽をつける短い枝を伸ばすようにする。

病害虫

赤星病にかかることがある。

葉にオレンジ色の斑点が現れる病気。
５月から６月頃に発病する。

害虫は、アブラムシ、カイガラムシなど。