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カタバミ属は温帯から熱地方に広く分布している。
「カタバミ属」の中でも、よく見られるタイプのものを「カタバミ」と呼ばれことが多い。 |
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一般的に「カタバミ」という時は、特に品種の区別をしないが、雑草として扱われるものが多く、園芸品種として流通するものは「オキザリス」と呼ばれている。 |
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花の特徴 |
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カタバミは葉のわきから花茎を伸ばし、茎の先に5枚の花びらをもつ黄色い花を1個~8個の花を咲かせる。
花は晴れた日の午前中に開き、夕方には眠るように花びらを折りたたんでしまう。
花後はすぐに、ロケット型の実をつける。 |
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ムラサキカタバミは花色が赤紫色のもの。
ムラサキカタバミはブラジル原産で、19世紀中頃に渡来し観賞用に栽培されていた。
園芸植物として渡来したが、今では日本全土に広がり雑草化している。 |
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開花時期 |
【4月 ~ 10月】 |
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環境がよければ、通年開花する。 |
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花後はすぐに、実をつける。 |
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葉の特徴 |
葉の形はハートを3つ合わせた形でとてもキュートである為か、古くから家紋に使用されている。
夜になると、葉を傘の様にたたんでしまう。 |
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眠っているようであるが、日が強過ぎる時や乾燥し過ぎた時にも半分葉を閉じるので、温度や水分蒸発の調整をしていると考えられる。 |
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シュウ酸を含む |
カタバミは全体にシュウ酸を含むので、かむと酸っぱいが、味が悪いだけではなく有害でもある。 このシュウ酸により、動物や虫からの危害を防いでいる。 |
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多量に食べると人間にも有害だという。 |
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カタバミをしぼった汁や生の葉で、古くよごれた十円玉を磨くと、酸によりピカピカにきれいになるほど。 |
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