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ユリ属は約100種ほどで、日本には15種ほどあるが観賞価値の高いものが多く、日本はユリの原産地として世界的に有名である。 |
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開花時期 |
【5月 ~ 9月】
品種により、早く咲くものと遅く咲くものがある。 |
結実時期 |
【9月 ~ 10月】
開花時期により時期は異なる。
熟すと、サヤが裂けて紙のように薄いタネが風に飛ばされていく。 |
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ユリの花粉 |
ユリの花粉は粘る性質があり、一度つくとなかなか取れない。 |
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ユリの花を取り扱う時は、衣服などにユリの花粉をつけないように注意する必要がある。 |
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花屋にあるユリに花粉がないのは、店員さんが取り除いているケースが多い。
花粉のついているT字型の部分(葯:ヤク)がブラブラしているのは、花粉を接触体よくつける為と考えられているが、そんな構造であるため、取り外すのは意外と簡単。 |
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最近は、花粉のないユリも多く作られるようになってきている。 |
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ユリの球根 |
ユリの球根は、地下部に葉の変形した肉質の鱗片が重なり合って鱗茎を形成る。毎年球根の中心部かに新しい鱗片が増えていくが、他方で外側の鱗片は消耗していく。 |
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しかし増える鱗片の数の方が多いので、普通は球根が大きくなっていく。 |
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ユリは、球根の上下から根を出す。
上に出す根を「上根」、下に出す根を「下根」という。
生育過程では「上根」の扱いが重要となる。 |
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通常は、球根の下に根を出すので、球根の上に根を出すのは珍しいタイプといえる。 |
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上根 (ウワネ) |
茎がある程度伸びてから出てくる根で、球根のすぐ上の地中にある茎から細かい根が沢山伸びてくる。
秋頃に地上部が枯れると、上根も枯れる。 |
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水分や養分を吸収する役目があるが、
→ ユリが養分を吸収する期間は、早春~秋までとなる。 |
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下根 (シタネ) |
太い根で、茎が倒れないように地中にしっかり張って球根を固定する役目と、初期の芽の伸長を促す役目がある。
また、球根を地中深く引きずり込む役目も果たすともされる。
下根の寿命は約2年ほどで生え変わる。 |
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