ビワ〔枇杷〕 − 管理の仕方 − 花木− 小さな園芸館
ビワ 〔枇杷〕
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ビワの実
特 徴 類 別 詳 細 管 理 果 実 品 種
  管 理
◇耐暑性は強いが、耐寒性はやや弱い。
   日本では、関東以西でないと難しい。
◇日向を好み、乾燥を嫌う。
気候さえ合えば、放任しておいても十分育つ。
野生になっているものもある。
ただし、大木になるので、庭木ならば剪定が必要。
また、よい果実を沢山収穫したい場合は、果実の袋かけなどを行った方がよい。
  分 布
関東以西
   冬季温暖な地域がよい。
    年平均気温15度以上、最低気温は△5度以下にならない場所が適している。
  場 所
日当たりのよい場所。
   耐陰性はあるが、日陰では果実がよくできない。
土 壌
水はけのよい土。
  手入れ
◇よい果実を収穫したい場合は、結実後は摘果・袋掛けをした方がよい。
   袋かけをすると、果実が汚れない。
水やり
庭植えの場合は、放任していても問題ない。
コンテナの場合は、土の表面が乾いたら与える。
   過湿にとても弱いので、乾き気味に管理する。
肥 料
【2月〜3月】 花後に、有機質肥料を与える。
【6月〜7月】 収穫後に、化成肥料を与える。
病 気
がん腫(シュ)病、白紋羽病(シロモンパビョウ)
   太い枝の切り口から、がん腫病菌が入りこみ、樹勢が弱まることがある。
害 虫
モモチョッキリゾウムシ、ナシミドリオオアブラムシ、ナシヒメシンクイなど。
  剪 定
生長が速いので、小さく育てるには剪定が不可欠。
いつでも可能であるが、強剪定は適期の9月に行うとよい。
9月が剪定の適期
枝抜きしながら樹形を整えていく。
強剪定も可能であるが、がく腫病菌が入り込むこともあるので、若木の時から計画的に樹形作りを行う方がよい。
   春に行うと、果実が少なくなる。
  よい果実を収穫する為に
日光と温度さえ条件に合えば、放任しておいても果実がなる。
しかし、元気な木は沢山実をつけすぎて、全部結実させると果実が小さくなる。
めんどうでも「摘房・摘蕾・摘果」を行うと、質のよい果実を収穫することが出来る。
摘 房
【10月下旬】 開花直前に、勢いのない枝の花房を取り除く。
           目安として → 花房の出た新梢に、8枚以上の葉がなければ、取り除く。
摘 蕾
【10月下旬】 開花直前に、摘房と同時に行う。
       花房の、真ん中の2〜5段を残して、花のつぼみを全て取り除きく。
           花房の先端1〜3段と、基部1〜2段の花のつぼみを全て取り除く。
摘 果
【3月下旬〜4月上旬】 1房に1個〜5個までにして、それ以上は取り除く。
  植え付け・植え替え
◇3月下旬〜4月中旬が適期。
   6月、9月中旬〜10月上旬でも可能。
  繁 殖
接ぎ木
【2月下旬 〜 3月下旬】
実 生
【5月 〜 6月】 種を採取して、すぐにまく。
         専門的な知識などいらず、適当に蒔いてもよく発芽する。
   簡単に発芽するが、品種にばらつきがある。
    観葉植物として育てるのならよいが、果実を目的とするならば年月がかかる。
挿し木
【3月、6〜7月】
   発根率が低い。
   
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