ビワ〔枇杷〕− 品種 − 植物− 小さな園芸館
ビワ 〔枇杷〕
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ビワの実
特 徴 類 別 詳 細 管 理 果 実 品 種
  品 種
日本にも野生種があったという説があるが、定かではない。
   10世紀頃の記録があり、果実が小さく、食用には適さない品種らしい。
    もともと日本に自生していたものか、それ以前に中国から来たものかは不明。
    現在栽培されているものは、中国からきた品種とのこと。
古くから栽培されているので、多くの良質な品種がある。
菜園で栽培されているものは、良質な品種のものが受け継がれている。
  茂木 (モギ)
小ぶりで、甘みがあり、酸味は控えめ。
果重は40〜50g程度。
  19世紀に、中国から長崎に持ちこまれた果実の種子から育成されたもの。
  在来のビワに比べて果実が大きく品質がよいため、ビワが食用として普及していくようになる。
  長崎県茂木地方で栽培が盛んになり、茂木ビワの特産地となった。
◇現在でも、西日本におけるビワの代表。
 菜園で栽培される全国生産量の半分以上をこの品種が占める。
  田中
果実は釣り鐘形で、大きい。
甘味は強く、酸味も適度にある。
果重は60〜80g程度。
  1879年(明治12年)頃に、植物学者の田中氏が、長崎から種子を東京に持ち帰り育成したもの。
  これも、中国系のビワであるとされる。
  長崎早生 (ナガサキワセ)
糖度は比較的高く、上品な味わい。
果重は40〜60g程度。
  「茂木」と「本田早生」の交配により生まれた。
寒さに弱いためハウス栽培されることが多い。
そのため、1月には店頭に並ぶ。
  大房 (タイブサ、オオブサ)
糖度はやや低いが、酸味が少なく、果実が大きくて、食べやすい。
果重は100g程度。
  「田中」と「楠」の交配により生まれた。
寒さに強く、「ビワ栽培の北限」といわれている千葉でもよく育ちます。
ビワ栽培が盛んな千葉の富浦町で多く生産されている。
   
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