特徴・栽培－マリーゴールド－植物

名　前	マリーゴールド
類　別	キク科 [Asteraceae]　コウオウソウ属 [Tagetes]
性　質	非耐寒性　　春まき１年草
原産地	メキシコ
用　途	庭植え、　花壇、　コンテナ、　切花
花言葉	「悲哀」　「予言」

マリーゴールドの系統と品種

多くの種類があるが、大きく分けると「アフリカン種」と「フレンチ種」、そして「両種の混合種」の３つに分けられる。

◇	アフリカン・マリーゴールド原産地のメキシコからスペインを経由してアフリカに渡り、そこで様々な園芸品種が作られた。
◇	フレンチ・マリーゴールド一方、フランスでも広まり、そこでも広く栽培が行われるようになった。
◇	第３世代２０世紀には世界に広まり、様々な品種改良が行われるようになる。この他に、原種に近いメキシカン種も作られている。

花の特徴

多くの品種があり、花型も様々なバリエーションがあるが、八重が多い。
また花色は、黄色とオレンジ色、又はその混合が多い。

◇	アフリカン・マリーゴールド八重咲きで大型が多い。 ▽センジュギク〔千寿菊〕　花の大きさが７～１０cmもある。
◇	フレンチ・マリーゴールド小さい花が多い。 ▽クジャクソウ〔孔雀草〕　花の大きさが３～４cmほど。
◇	第３世代様々な品種改良が行われて作られた新しい品種。

開花時期

【３月～１０月】

【アレロパシー効果】が強いマリーゴールド

※	アレロパシーとは、他の植物に影響を与える効果の総称で、生長を抑える物質を出したり、動物や微生物を防いだり、引き寄せたりする効果が知られている。他感作用ともいう。アレロパシーを利用した植物栽培法が研究されている。

病害虫を忌避・予防する

マリーゴールとは、病害虫を忌避する効果が特に強いといわれている。
そのため、他の草花と一緒に植えることを推奨する園芸家も多いが、農家でも利用しているところもある。

☆

野菜などを作る畑は、連作し続けると土が疲れるので、土を休ませることがある。
そんな休眠期にマリーゴールドを植えて、土をリフレッシュさせている。

※	栽培前には、マリーゴールドを土と一緒に耕して肥料の一部とする。
※	すき込み作業は、マリーゴールドのタネが出来る前に行なわないと、作物の間から発芽してしまう。

マリーゴールドの栽培

場　所

日当たり、水はけ、風通しのよい場所を好む。

水やり

コンテナ栽培の場合は、表土が乾いたらたっぷりと水やりする。

肥　料

開花中は、週に１回ほど液体肥料を与える。

花期が長いので、息切れしないように気をつける。

切り戻し

花つきが悪くなったら、思い切って小さく切り戻す。

特に夏頃には株も大きくなり、蒸れやすくなるので、株の作り直しをしておくと秋まで長く花を楽しむことが出来る。
→株元の新芽がでている所で、スパッと切る。

切り戻しの際に、植え替えもセットで行なうと、生育がよくなる。

◇	用土の１例。　　７：　赤玉土　　３：　腐葉土　少量：　緩効性化成肥料割り箸などの棒で、土をつついてなじませる。

用　土

排水性のよい土を好む。
鉢植え用土の例