ヤマモモ 〔山桃〕 − 詳細 − 植物− 小さな園芸館
ヤマモモ 〔山桃〕
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  ヤマモモの実  
特 徴 類 別 詳 細 管 理 写 真
  花の特徴
ヤマモモは、赤色で小さく地味で目立たない花をつける。風に花粉を運んでもらう風媒花である為に、地味な花になっていると思われる。
雌雄異株なので、雄と雌とで花が異なる。 雌花の方がより地味な感じ。
雄花の花序は赤褐色で、枝の先端に2〜4cmの花序を直立し、花を多数つける。
雌花は1cmほどと雄花より短く、花の数は少ない。
開花時期
【3月 〜 4月】
  果実の特徴
2cmほどの大きさで赤色に熟す。
表面が粒々している。
いくつかの品種があるが、主に生食用と加工用とがある。
果実は甘酸っぱくておいしいといわれているが、独特の松ヤニの味がするとの声も…。
しかし、傷みが早く日持ちがしないので、広く流通・販売されることはない。
果実花時期
【6月 〜 7月】
果実の利用
生食のほか、塩漬、ジャム、果実酒、ジュース、ゼリーなどに利用される。
  木の特徴
高さ10m〜250mにもなる高木で、枝先に葉を沢山つけて、こんもりする。
樹皮は灰褐色をしている。
6cm〜10cm前後の長楕円形をしており、互生して繁る。
雌雄異株
雌雄異株である為、通常なら雄株と雌株がないと結実しないがヤマモモは結実可能。
◇最近の苗木は雄株に雌株を接ぎ木してある為に、1本でも実がなる。
◇風媒花で、20〜30km以上も花粉が飛散するので受粉する。
その他
◇古代から和歌などに詠まれている。
◇高知県の県花、徳島県の県木に指定されている。
  他の利用
樹皮
◇もも皮といい、漁網を染めるなどの染料に用いられる。
◇日干しにしたものを揚梅皮(ヨウバイヒ)とう生薬になる。
  →利尿、筋肉痛や腰痛の消炎などに使われる。
木材
◇乾燥すると堅くなり、ろくろ細工やボタンなどに用いられる。
   
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