開花時期 |
6月 〜 7月 |
花の特徴 |
6枚の花びら・6本の雄しべ・1本の雌めしべからなる小さな白い花をたくさんつける。 |
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アップで見ると、なかなかかわいらしいが、遠目には意外と地味な感じになる。 |
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花は沢山咲くのに、咲いてる事に気づく人があまりいない。 |
◇ |
ナンテンの花粉はハエによって媒介されるらしい。 |
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ハエがいない環境の良い場所では、人工受粉をしないと実がならないことになる。 |
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→ 柔らかい絵筆や真綿などで、おしべをそっとなで回すと花粉がつく。 |
実の特徴 |
11月 〜 2月に、真っ赤な実がなる。 |
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といっても2月まで見たことがない。 目撃したことはないが、鳥が食べてしまうらしい。 |
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鳥の大好物と言われている。 |
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実をつけた枝は、翌年は開花しない。 |
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正月の活け花として利用して、ついでに切り詰めておくとよい。 |
他の特徴 |
高さ2mほど。 11月から一部紅葉する葉も美しい。 |
◇ |
実や葉には、薬用成分がある。 |
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実は喘息・百日咳などの咳止めの薬として利用される。 |
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樹皮や根皮も、胃病・脱肛・眼病に効きめがあるとされる。 |
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葉は解毒剤として、また食品の防腐にも利用できる。 |
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多量に摂取すると知覚や運動神経の麻痺を引き起こす為、安易に試すべきではない。 |
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特 記 |
名前のナンテンが「難を転ずる」に通じる縁起木として、昔から好まれている。 |
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お正月の縁起ものとして、床の間に飾られる。 |
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盗難除け・魔除け・火災除けとして、戸口や玄関先によく植えられている。 |
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病魔除けとしては、手水鉢(チョウズバチ)のそばに植えられていた。 |
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葉を出産祝いの赤飯の上にのせて、子供の健やかな成長を願う風習もある。 |
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盗難除け・魔除け・火災除けとして、戸口や玄関先に植えられている。。 |
その他 |
葉や果実の色の違いにより、多くの品種がある。 |