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秋から冬に実る、鳥が大好きな赤い実が魅力。ナンテンの花に魅力を感じる人はあまりいない。
高さは2mほどに成長し、群生する性質がある。 刈り込みも可能なので垣根にも適している。 |
葉や果実の色の違いにより、多くの品種がある。 |
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花の特徴 |
6枚の花びら・6本の雄しべ・1本の雌めしべからなる小さな白い花を円錐状にたくさんつける。 しかし、一度に一斉に咲かせるのではなく、部分的に一部ずつ咲かせていく。 |
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開花時期をずらすことで、他株と受粉したい(自家受粉を避けたい)という思惑があるのだと思われる。 |
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花を沢山咲かせる割には、(悪く言えば)パッとせず、(良く言えば)葉の緑に溶け込んだ落ち着きのある風情になる。 |
開花時期 |
【5月 ~ 6月】 |
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実の特徴 |
秋から冬にかけて赤い実をつける。
中には1個~2個の半球形の黄白色をしたタネが入っている。
大きさは5~6ミリほどになる。 |
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ヒヨドリなどの好物とされる。
しかし実には少量の毒が含まれており、味もおいしくない。
これは、同じ鳥が一度に全部食べられない様にする為の、ナンテンの知恵だと考えられている。 |
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行動範囲の異なる多くの鳥に、少しずつ食してもらって、様々な場所にフンと一緒にタネを落としてもらうのが、効率的に子孫を残す手段と考えられる。 |
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結実時期 |
【11月 ~ 2月】
鳥が食べる為、2月まで残っていることは少ない。 |
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