小さな園芸館 > 植物 > オンシジウム〔Oncidium〕> 管理
オンシジウム 〔Oncidium〕
写真「オンシジウム〔Oncidium〕の花」
小さな園芸館
  花の写真一覧
  植物の索引一覧
  園芸用語
  剪定の基本
オンシジウムの特徴 オンシジウムの管理 洋ランとは 冬に咲く花
 管理のポイント - オンシジウム〔Oncidium〕
白い根が鉢からはみ出してきても正常な状態。 
自生地では木の幹や枝の表面に根をのばして生育している。
根で株をささえ、表面の栄養分や雨水や空中の酸素などを吸収している。
冬の最低温度は、6℃~7℃は必要。
環境適応力が強く、洋ランの中でも初心者向き。 
 株の選び方 - オンシジウム〔Oncidium〕
根がしっかりしていて、株全体がグラグラしないもの。 
バルブがふっくらと大きく膨らんでいるもの。
× しわが寄っているものはダメ。
 根ぐされの恐れがある。
  → 根がはっていないので、水の吸い上げがよくない。
子株が1つ以上ある場合、1つずつ倍の大きさになっているもの。
毎年、順調に生育していると、倍の大きさになっていく。
 オンシジウム〔Oncidium〕の 手入れ
場 所
暖かい時期は戸外でよく日に当てる。
夏は涼しい場所で、直射日光を避ける。
冬は室内の明るい窓辺が最適。
冬の最低温度は、6℃~7℃は必要。
日中の環境がよければ、5℃くらいまでは耐えられる。
夜間は、冷え込む窓辺から離した方がよいが、暖房器具のそばには置かない。
水やり
乾いたらたっぷり水を与えるのが基本。
しかし、水のやりすぎで根腐れをおこすことが多いので、やりすぎよりは控えめにする。
4月~9月くらいの生育期には、たっぷり与える。
開花中は、少し多めに与える。
休眠期には水やりを控える。
生育の悪い時に水を与え過ぎると、根が傷む。
またミズゴケが古くなると、過湿により水腐れしやすくなる。
植え替え後はしばらく水やりを控える。
ミズゴケが古くなると、過湿により水腐れしやすくなる。
肥 料
【5月 ~ 10月】
液体肥料を与える。
5月~6月頃に適宜、固形肥料を与える。
秋から冬の休止期には、肥料を与えない。 
植え替え直後などの、根が弱っている時は肥料を与えない。
花茎の支柱たて
花のつぼみができて、花が開きそうになったら、支柱をたてる。
花の重みで、株に負担がかかり、根が傷むおそれがあるため。
花が咲いてから行うと、花粉が飛んで花の開花期間が短くなる。
(花粉がなくなると、花の役割が終わったと判断されるため。)
真っ直ぐに立てる支柱と、アーチ型の支柱がある。
真っ直ぐの支柱は、株の上に重心がくるように垂直に立てる。
花茎と支柱の3ヵ所くらいを、軽くとめる。
花茎の1/3、2/3、一番上。
アーチ型の支柱は、重心が前の方にかかるので、バランスに注意する。
重みのあるしっかりした鉢にした方がよい。
花茎がやわらかいうちなら、曲げても折れないのでやさしくアーチ型に誘導していく。
花後の花茎切り
花が満開になってから2週間ほどを目安に花茎を切り取る。
花の開花は株に負担がかかるので、早く切り取り、翌年の開花に備える。
切り取った花茎は、切花として1ヵ月ほど楽しめる。
 HOMEページ「小さな園芸館」
 索引【五十音】
 索引【写真】
 【洋ラン
 オンシジウム
 カトレヤ
 コチョウラン
 シンビジウム
 デンドロビウム
 
 オンシジウム〔Oncidium〕の 四季管理
【開花中】 (通常は冬~春)
品種により、開花期日が異なる。
一般的なオンシジウムは、冬~春に咲く。
5月頃から生育期になる。
花は、すっかり枯れこむ前に花茎ごと、付け根から切り取る。
花びらが薄くなってきたら、花が終わるサイン。
それより前に、満開から2週間ほどしたら早めに切り取り、切花として楽しむ。
肥 料
与えない。
【春】
5月頃から生育期になる。
5月頃に戸外に出し、風通しのよい明るい日陰などに置く。
水やり
生育期に入ったら、たっぷり与える。
植え替え・株分け
4月~5月は植え替え適期。
成長期の夏まで行うことは可能。
2年に1度くらいの割合で植え替えを行う。
【夏】
生育期。
→ 生育期には植え替えを行わない。
寒冷紗を二重にかけたくらいの弱光のもとに置く。
水やり
たっぷり水を与える。
晴れていれば、毎日与える。
肥 料
【6月 ~ 9月】
液体肥料を与える。
秋から冬の休止期には、肥料を与えない。 
【秋】
秋から休眠期に移行する。
水やり
徐々に水やりを控えていく。
肥 料
10月頃からは肥料を与えない。
【冬】
最低温度は、6℃~7℃は必要。
日中の環境がよければ、5℃くらいまでは耐えられる。
生育休止期。
→ 生育休止期には植え替えを行わない。
レースのカーテン越しに日に当てる。
→ 2時間~3時間以上は日に当てる。
花が終わっても植え替えは行わない。
水やり
4、5日に一度程度。
※水をやりすぎると、根腐れする恐れがある。
肥 料
与えない。
 オンシジウム〔Oncidium〕の 植え替え・株分け
2年を目安に、植え替える。
植え替え・株分けの適期
【4月 ~ 7月】 【10月 ~ 12月】
 新芽が伸び始めたら適期。
品種により適期が異なる。
植え替え・株分けのポイント
3つ以上のバルブをつけてに分ける。
新芽の高さに合わせて植え込む。
オンシジウムは、新芽の出る位置が上の方に上がってくる性質がある。
→ 古いバルブが埋まってしまってもかまわない。
複数の株を寄せ植えしない。
→ 競合してしまう。
腐った根は切り取る。
→ 黒く、ボロボロの根は腐っているもの。
  健康な根は、白くて弾力性がある。
植え替え・株分けのサイン
株や新芽が鉢からはみ出してくる。
新芽が伸び始める頃が適期。
白い根が鉢の外に飛び出す事が多いが、この植物の性質であり、鉢が小さいからという訳ではないので、特に植え替えのサインと判断する必要は無い。
用 土
「水ゴケ」が最適とされる。
「バークチップ」や「ヤシガラチップ」も水はけがよく、初心者に扱いやすいので使用されるようになっている。
底には、水はけ用の発泡スチロールやゴロ石を置く。
水ゴケは湿らせて使用する。
単に洋ラン用の培養土とあるものは、シンビジウム等のラン用のものであるので、最適とはいえない。
※古い水ゴケは使わない。
古い水ゴケは、根腐れしやすくなる。
コンテナ・鉢
高さのあるものよりも、平べったいものの方がよい。
根は横に広がる性質があるので、高いものは適していない。
市販のものは、見栄えをよくする為?に背の高いものを使用していると思われる。
あまり大きな容器に植えると、花つきが悪くなる。
 園芸用語
 春の花
 初夏の花
 夏の花
 秋の花
 冬の花
 ピンク色の花
 赤い花
 白い花
 黄色い花
 青い花
 紫色の花
 オレンジ色の花
 剪定の基本
HOMEページ「小さな園芸館」
 
オンシジウムの特徴 オンシジウムの管理 洋ランとは 冬に咲く花
 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断使用はご遠慮ください。
(c) 2006 A Pretty Garden ALL Rights Reserved.