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パフィオペディルムは実生により繁殖していくので、様々なタイプのものがあるが、園芸的に6つのタイプに分けることが出来る。 |
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モーディエ タイプ |
モーディエタイプは一番よく知られているパフィオペディルムの代表的存在で、2枚の花びらが細くて横に張り出している花型が特徴。
花色にはグリーン、紫の褐色、赤黒い色合いのタイプなどで、パフィオペディルムの中でもやや明るい色合いが多く、とても人気がある。 |
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モーディエタイプは古くからある交配種で、この花に似ているパフィオペディルムはすべてモーディエタイプと呼ぶ。
原種にもモーディエタイプがある。 |
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白い斑入り葉が美しいが、日差しが強いと葉焼けしやすい。
最低温度は10度以上必要とする。 |
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主な原種 |
シグマトペタラム亜属 |
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Paphiopedilum Sigmatopetalum |
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整形タイプ |
整形タイプは、花型が円形に近く整った形をしているもので、交配を繰り返して作り出されたもの。
花色は黄色系、茶色系、赤系、白系など豊富にある。 |
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モーディエタイプよりもややシンプルな色合いが多い。 |
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日差しに弱いが、モーディエタイプよりは強い。
最低温度は8度以上必要とする。 |
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主な原種 |
パフィオペディラム亜属 |
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Paphiopedilum Paphiopedilum |
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花の大きさが小輪から大輪まである。
(5センチ~15センチ以上) |
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多花性タイプ |
多花性タイプは、1本の花茎に多く花を咲かせるもの。
花色は茶褐色の入った地味な色合いが多い。 |
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ほとんどのパフィオペディルムは1本の花茎に1つだけ花を咲かせる。 |
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花のつき方は品種により様々であるが、花茎の長さが80cm以上になるものもある。 |
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多花性タイプの原種は、パフィオペディルムの中で一番日光に強く、水を好む性質がある。
最低温度は15度以上が望ましい。 |
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主な原種 |
ポリアンサ亜属 |
学名 |
Paphiopedilum Polyantha |
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赤道近くの高知に自生している。
葉の長さが50センチ以上もあり、花茎も30センチ以上のものが多い。 |
他の原種 |
コロクペタラム亜属 |
学名 |
Paphiopedilum Cochlopetalum |
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1つの茎に5~10輪ほどの花を咲かせる。 |
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ブラキペタラム タイプ |
ブラキペタラムタイプは、ミニサイズのパフィオペディルム。
花色が豊富で華やかなものも多い。 |
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花型は整形タイプに似たものが多い。
小さくてかわいらしいので、人気がある。 |
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品種改良により、寒さに強く栽培のやさしい品種が増えている。
最低温度は10度以上が望ましい。 |
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主な原種 |
ブラキペタラム亜属 |
学名 |
Paphiopedilum Brachypetalum |
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7~8センチほどの大きな花を咲かせる。
葉の長さは10~15センチほど。 |
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パービセパラム タイプ |
長い花茎を特徴とするパフィオペディルム。
花のサイズも大きく、10センチほどのものが多い。
花色も豊富で、ピンク色や黄色、白色、緑色などの原色も多く印象的な花となっている。 |
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1970年代以降に発見された原種に多くみられるタイプで、比較的新しい園芸品種が多い。 |
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品種改良により、多花性の性質をもつ品種も生まれている。
最低温度が5度程度でも栽培買うのな種類もある。 |
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主な原種 |
パービセパラム亜属 |
学名 |
Paphiopedilum ParvisePalum |
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花色が豊富で、よい香りの品種もある。 |
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その他のタイプ |
パフィオペディルムには個性的な花が多く、上記5つのタイプに分類出来ないものも多く存在する。 |
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別のタイプのものから交配させたものもあり、正確に分類するのも難しくなっている。 |
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長い花茎に小さな花を咲かせるタイプのものや、小さい花に沢山の斑点が入るものなど、様々ある。 |
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