性 質 |
非耐寒性 多年草 |
原産地 |
東南アジア
(フィリピン、スマトラ、ボルネオ、
ビルマなど) |
開花期 |
4月 ~ 5月 |
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熱帯地方の樹上に着生していてる。 |
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明治末期に日本に渡来する。 |
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コチョウラン 〔胡蝶蘭〕 - 和名 |
蝶が舞っているような姿から「胡蝶蘭」と名づけられた。 |
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Phalaenopsis (ファレノプシス) - 学名 |
「蛾のような」という意味。 |
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きれいな蛾が止まっているように見えることからつけられたもの。 |
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Moth orchid - 英名 |
「蛾のラン」という意味。 |
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日本では、贈り物の代表的な蘭となっている。
多くの品種が作られていて、様々な花色や柄、形のものがある。 |
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原種は50種類ほどであるが、改良品種が数多く誕生している。 開花までの期間が2年ほどと短いので、品種改良しやすいと思われる。 |
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葉は少し厚みがあり、暖かい時期に成長する。 |
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花の特徴 |
上から2枚目ほどの広い葉の間から50cm~1mほどの長い花茎を出し、先端に花を10~30輪くらいつける。
通常、一つの花は1ヵ月くらい咲き続け、花茎全体では2~3ヵ月間咲き続ける。
花形や色のバリエーションは多い。 |
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かつては純白の色が多く、シンボルカラーとなっていたが、ピンクもよく見かけるようになった。
その他、黄色系や柄の入ったものなどもある。 |
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花芽分化時期 |
花芽が出来るのは、少し気温が下がってきた頃の10月くらい。 |
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開花時期 |
【4月 ~ 5月】 |
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品種により、夏咲きのものもある。 |
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店頭に並ぶものは温室栽培などにより開花調整されたものなので、1年中見ることができる。 |
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開花中の花を湿度のない部屋に置くと、すぐにしおれてしまう。 |
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花のタイプ |
◇大輪 → 大型のタイプ。 |
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古くからある大型のコチョウランで、豪華に見える為、贈り物に好まれる。 |
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◇中型 → 中型のタイプ。 |
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大型のコチョウランは、小さな家には不釣合になりがちであるため、一般的な家には調度良い大きさだと好まれる。
また大型よりも少し小さいだけ、栽培もより楽になる。 |
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◇小型 → 小さいタイプ。 |
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テーブルの上にも乗せることが可能で、狭い部屋にも馴染むとが人気となった新しいタイプのコチョウラン。 |
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ランの専門家による繁殖は、メリクロンという方法によるものが多い。
メリクロンとは、植物が成長している分裂組織の細胞を培養して育成させる方法で、一種のクローンともいえる。 |
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メリクロンという方法を用いると、一度に大量の苗を作り出す事が出来る。 |
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ランの中ではシンビジウムが一番早くこの方法が採用され、優良な新しい品種が多く作り出されるようになった。 |
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メリクロンで作るメリットは、
大量に苗を作り出す事が出来る事と、ウイルスや病原菌のない健全な良質の株が出来るということ。 |
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店頭に並ぶ時が最高の状態である様に作られている為、(翌年以降)自宅で栽培してもそれ以上に見事な花を咲かせる事は出来ないとされる。 |
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