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シャクナゲ〔石楠花〕の定義は難しい |
シャクナゲはツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属の低木の総称であるとされているが、いわゆる「ツツジ」との分類が定かでない。 |
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「ツツジ」と「シャクナゲ」の明確な区別がつかないものも存在し、両者の厳密な区別は難しい。 |
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一般にシャクナゲとして流通しているものは、園芸品種の西洋シャクナゲが多い。 |
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シャクナゲは世界に約300種類ほどあり、花の色も形も性質も様々で園芸品種も多い。
低木のものもあるが、高木になるものは10m以上にもなる。
日本の山地にも古くから様々な品種のシャクナゲが自生しているが、山地に自生するものを平地で栽培するのは難しいといわれる。
一般に流通されているシャクナゲはほとんどが西洋シャクナゲの系統で、花の色や形が豊富で豪華なものが多い。 |
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日本に自生するシャクナゲよりも西洋シャクナゲの方が栽培がやさしい。 |
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葉には、毒性がある |
シャクナゲの葉には毒性があり、食すると運動麻痺や呼吸麻痺を引き起こす。
漢方では強壮薬として利用されている。 |
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茎葉を蒸して乾燥させると毒性が消えて、茶や利尿剤として利用出来る。 |
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花の特徴 |
シャクナゲはツツジに似た花が多くあつまり、枝先に球状に咲かせる。 |
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開花時期 |
【4月 ~ 5月】 |
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花芽分化時期 |
【6月 ~ 7月】 |
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西洋シャクナゲ |
西洋シャクナゲは18世紀以降に欧州で改良された園芸品種のシャクナゲ。 |
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一般に流通するのは園芸品種であるが、外国産の原種もある。 |
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やや枝が細く、樹形が大型になるものが多い。
花の色や種類が豊富にあり、栽培が日本シャクナゲよりも容易だといわれる。 |
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【ルーズベルト】 |
白色の花に真っ赤な縁取りをした華やかな花の品種。 |
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日本シャクナゲ |
日本に自生しているもので、基本種が8種類の他に変種がいくつかあるといわれている。
枝や幹が太く、西洋シャクナゲよりも樹形が整いやすい。
栽培は意外と難しいといわれる。
以下は、日本シャクナゲの一部。 |
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【アズマシャクナゲ】 |
白にピンク色の縞の入った花を咲かせる品種。 |
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【キバナシャクナゲ】 |
薄黄色の花を咲かせる品種。 |
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【ハクサンシャクナゲ】 |
白にほんのり薄ピンク色に色づく花を咲かせる品種。 |
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【ホソバシャクナゲ】 |
ピンク色の花を咲かせる品種。 |
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