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剪定の適期 |
【1月 ~ 2月】 休眠期 |
【8月下旬 ~ 9月上旬】 四季咲きタイプの花後に該当する |
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夏の終わりには、早めに花摘みをして、枝を半部ほどに切る。
液体肥料を与え、秋の花を咲く準備をさせる。 |
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ミニバラの剪定 |
ミニバラは、鉢植え用に改良された新しい品種なので、基本的にはいつでも剪定することが出来る。 |
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戸外で管理する場合は、通常のバラと同様に管理する方がよい。 |
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花後の剪定 |
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1輪咲きのタイプのバラ |
花の咲いている枝を、2枚から3枚ほどの葉を残して、葉の5ミリほど上で切る。 |
※ |
5枚葉以上ある大きな葉の外側に向いている葉の上が最適。 |
※ |
花の咲いている枝の中間くらいで切るのがよいという説もある。 |
※ |
葉数が少ない時は5枚葉にこだわらなくてもよい。 |
※ |
園芸家のにより、。 |
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房咲きのタイプのバラ |
咲いた花の、茎の付け根から5ミリほど上で、1本の花茎だけ切る。
他の花も同様に切っていき、房にある最後の花が咲いたら、花茎ごときり取る。
切る取る場所は、花枝の半分ほどにある外側に向いている5枚葉の上5ミリほど上。 小さな株や短い枝の場合は、花茎のある枝の1/3ほどの場所にある新芽の上で切る(葉の付け根に新芽が出来る。) |
※ |
早めに花を摘むと、残りの花に養分が回っていく。 |
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冬の剪定 |
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バラは通常、冬になると落葉するが、中には落葉しないものや、いつまでも花を咲かせているものもある。
そんな場合は、強制的に落葉させる方がよいとされる。 |
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剪定の前に落葉させる |
◇ |
いつまでも花が咲いている場合は、切り取って切花にする。 |
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ずっと咲かせていると、春の開花に悪影響を及ぼす。 |
◇ |
葉が落ちない時は、手で取り除き、休眠させる。 |
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葉が落ちないと休眠しない。 |
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植え替えする時は、先に植え替えを行って根の状態などを確認した後に剪定する。 |
◇ |
1/2~1/3程度の高さに剪定する。 |
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剪定の方法 (一般的な方法) |
※ |
バラのタイプにより、剪定方法が異なることがある。 |
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葉が落葉した冬に、不要枝の整理や切り戻しを行い、株を若返らせる。
→ 残した枝充実させ、脇芽から元気な枝を成長させる。
また、高さを抑えることも出来る。
→ 目安としては、50cmほどの高さ。 |
◇ |
2~4芽残して、芽の上5mmほどの所で切る。 |
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切口は芽の方を少し高めになる様に斜めに切ると、水がたまらない。 |
◇ |
なるべく外芽で切るようにする。 |
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外芽とは、新芽が株の外側に向かって伸びていく芽のこと。
芽が内側に向かって伸びていくと、枝が込み合ってしまう。 |
◇ |
勢いよく伸びた枝(シュート)は残す。 |
◇ |
成長期には太い枝を切らないようにする。 |
☆ |
つるバラの剪定は、誘引とセットで行う。 |
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→ 詳細は後述。 |
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剪定の方法 (半つる性のタイプ) |
◇ |
2/3くらいの茎を残すようにする。 |
◇ |
通常は、支柱を立てて、誘引する。 |
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不要な枝 |
不要な枝や弱い枝を切り、枝数を制限し、残った枝を充実させ、シュート枝を出すようにする。
目安としては、新しい元気のよう枝を3~4本ほど残す。 |
◇ |
古い枝 |
◇ |
枯れた枝 |
◇ |
弱い枝・細い枝 |
◇ |
内側に向かう枝 |
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少ないシュートが内側に向いている場合は、生かすこともある。 |
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バラのトゲ |
バラの手入れをする時に、トゲで怪我をする恐れがあるので、手間がかかるがトゲを取り除くと安心して手入れをすることが出来る。 |
※ |
バラのトゲは、花つきや生育に影響ないとされている。 |
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古い枝にある古いトゲ |
横に押すと、ポロリと取れるので、丁寧に取っても問題ない。 |
※ |
古いトゲは、茶色く変色していることが多い。 |
※ |
はさみで切ってもよい。 |
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若い枝にある若いトゲ |
横に押して取り除こうとすると、幹の皮まで一緒にはがれる事があるので無理に取らない方がよい。
はさみで先端を切るだけにしておく。 |
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バラの品種を考慮する |
ハイブリット系の木立ち性で大型の花を咲かせるタイプのものは、大胆に剪定してもよい。 |
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半木立ち性のものや、つる性タイプのものは、細かい枝にも花が咲くので、長めの剪定でもよい。 |
ミニバラ |
1/3ほどに切り戻す。 |
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つるバラの剪定と誘引 |
切った所から枝が伸びて、その枝に花が咲くので、すべての枝を切り戻して花を多く咲かせるようにする。 |
◇ |
枝ぶりとバランスを見て、新芽の上で切り戻す。 |
◇ |
赤い未熟な枝は、硬く、しっかりした枝の位置まで切り戻す。 |
◇ |
込み入り過ぎた枝や、弱々しい枝、枯れた枝などは取り除く。 |
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誘 引 |
剪定しながら、枝を誘引して、麻紐などで軽くとめる。 |
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紐を張ったり、テトリスを置いたりして誘引する。 |
◇ |
芽を上にして、枝を水平に倒し、麻紐などで軽くとめる。 |
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※ |
複数の芽から新しく伸びた枝が、上に伸びていき、花を咲かせる。 |
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◇ |
枝と枝の間隔を十分にとり、バランスよく枝を配置していく。 |
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◇ |
誘引場所からはみ出した枝は、切り取る。 |
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アーチに誘引する。 |
◇ |
大きな枝を、真っ直ぐアーチに添わせていく。 |
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※ |
最初に太くて元気のよい枝から誘引するとやりやすい。 |
※ |
アーチの大きさにより、1本~複数本の基幹を作る。 |
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◇ |
弧を描くアーチは、両側につるバラを植える。 |
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※ |
型側にだけ植えて、反対側は下に這わせていくようなことはしない。 |
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◇ |
大きな幹から伸びた脇枝は、左右交互に誘引する。 |
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◇ |
アーチからはみ出した枝は、切り取る。 |
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⇒ |
株元に花が咲かなくなったら、株元から剪定する。 |
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※ |
幹が太く古くなると、株元に花が咲かなくなるので、剪定して花芽がつくようにする。 |
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