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チューリップは、初夏になると地上部が枯れ休眠期に入るので、その頃に球根を掘り上げて「乾燥させて管理する」必要がある。 |
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夏の高温多湿と冬の乾燥が特に苦手とされ、夏の休眠期に植えたままにすると、病気になりやすく、腐ることもある。 |
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原産地の環境ではそのままでもよいが、日本の環境では、掘り上げ管理が推奨される。 |
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球根の掘り上げ手順 |
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花後の花柄摘み 【5月頃】 |
花が終わったら、花先だけ切り取り、そのままよく日に当てる。 |
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葉は枯れるまで残し、水やりを忘れないようにする。 |
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葉から光合成を行い、球根に養分を送るので、花後も葉を大切に扱う。 |
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古い球根の隣に新しい球根が出来ていく。
新しい球根が成長したら、次回に分解して植えることができる。 |
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花後の花柄摘み 【6月下旬 ~ 7月上旬】 |
葉が枯れてきたら、球根を掘り上げる。 |
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掘り上げた球根は、ネットなどの中に入れ、風通しのよい日陰に干すなどして管理する。 |
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チューリップ栽培に最適な気候 |
冬季は湿潤で、春~夏季は乾燥する気候が最適。 丈夫な性質で、少しくらい気候が合わなくても、花は咲いてくれる。
しかし、日本の気候では球根がうまく成長してくれないので、植えっぱなしには出来ないといわれている。
また高温多湿の環境では病気にもなりやすく、掘り出して乾燥させて球根を管理しなくてはならない。
(掘り上げは、葉が枯れてくる初夏の天気のよい日に行う。) |
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手間がかかるのと球根を大きくさせていく事は難しいなどの理由で、その都度購入する方が手軽で好まれている。 |
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日本でも、日本海側の地域は「冬季は湿潤、春~夏季は乾燥」する気候に近いので、栽培に適しているといわれる。 |
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新潟や富山は、古くからチューリップの品種改良や球根の生産がさかんに行われている。
購入する球根も、欧州産の球根より、日本で品種改良・栽培されたものの方が気候が合うので、より失敗が少ないとされる。 |
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チューリップをはじめ多くの球根植物は、日本の気候に合わないものが多い。
運が良ければ植えっぱなしでも3年~4年ほど花を咲かせることが出来るが、球根を栄養満点に太らせる事が難しい。
そのため、1年限りの球根と割り切って使い捨てにすることも多い。 |
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特にチューリップの球根を植えたままにしておくと、チューリップの大敵「ウイルス性モザイク病」にかかりやすい。 |
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