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ツツジには多くの種類があるが、種類により生育条件が少し異なる。
やせ地や乾燥地に耐える種類も多いが、新しい園芸品種などは丁寧に育てないと枯れやすい性質のものも多いので、どんなタイプのツツジであるかを把握して栽培する必要がある。 |
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サツキやアザレアなどと呼ばれるツツジも栽培法の基本は同じ。 |
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栽培場所 |
日当たりと風通しのよい場所。 |
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半日陰でも育つが花つきが悪くなる。
ただし落葉性ツツジは、落葉樹の下などの半日陰の場所を好む。 |
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北海道~沖縄まで全国にわたって自生する。 |
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【鉢植え】 |
夏に鉢の温度が高くなり過ぎないように注意する。 |
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水やり |
根が細かく、浅く張るので、水切れに注意する。 |
【鉢植え】
表土が乾いたら、たっぷり与える。 |
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【庭植え】
乾燥が続いたら水まきする。 |
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根が浅く細かいので、庭植えでも夏の水切れに注意する。 |
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長期間、雨が降らずに土がカラカラに乾いていたら、早朝に水やりする。 |
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地植えの水やり |
通常は地植えにした成木には水やりする必要はないが、ツツジなどの根が浅く細かい植物は、土中の水分を吸い上げる力が弱いため、乾燥時には水やりする。 |
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ツツジは乾燥が続いた時などに枯れこむ恐れがある。 |
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肥 料 |
【2月~3月】 根の周りに油かすを少量与える。 |
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【3月 ~ 6月】 剪定後。
緩効性化成肥料を与える。 |
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剪 定 |
【3月 ~ 6月】 花後すぐに行う。 |
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花期は品種による若干異なる。 |
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7月以降は、樹形をみだすような徒長枝を切る程度にする。 |
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花芽の出来る時期 |
【7月 ~ 8月頃】 |
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花芽が形成されてから剪定すると、翌年の花が咲かなくなる。 |
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常緑性のツツジ |
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強剪定可能。
完成後のイメージを描きながら、深く刈り込む。 |
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剪定することにより枝葉が増え、よりきれいな樹形になる。 |
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刈り込みに強く、枝葉が緻密で萌芽力が強い為に様々な樹形に仕立てる事が出来る反面、毎年きれいに剪定をしないと、だらしない感じになる。 |
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刈り込みの手順 |
1) |
飛び出た枝を、(他の枝より)少し低めに切る。 |
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徒長枝を切ると、より勢いよく伸びる性質がある。 |
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2) |
大バサミなどで、切りそろえる。 |
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好みの高さでもよいが、通常は花芽のついた短めの枝を目安に切りそろえる。
樹勢があれば、葉のない場所からも芽吹いてくる。 |
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落葉性のツツジ |
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強剪定不可。
徒長した枝や、込み入った枝を間引く程度の剪定に留める。 |
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病害虫 |
病害虫に強い方であるが、ダニやグンバイムシなどの害虫がつくことがある。 |
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被害が著しい時は、薬剤を散布する。 |
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ハダニは乾燥すると出てくるので、乾燥に注意する。
葉裏からホースの水をあてると、ダニが簡単に落ちていく。 |
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