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ウメの花はお正月のあわただしさが過ぎた頃に、いち早く春の訪れを告げる花で「早春の花」とされているが、現在の暦では雪積もる厳しい寒さの中で、けなげに花を咲かせる「冬の花」となっている。 |
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ウメは、一時的な気温の上昇などがあると、すぐに花を咲かせてしまう性質があるので、いち早く咲いてしまう。
多くの植物は、1日や2日くらい暖かい日があっても惑わされず、季節を間違うことはない。 |
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名 前 |
ウメ 〔梅〕 |
別 名 |
ムメ |
英 名 |
Japanese apricot (一般には plum) |
類 別 |
バラ科 [Rosaceae] サクラ属 [Prunus] |
学 名 |
Prunus mume |
性 質 |
落葉性 広葉樹 小高木 ~ 高木 |
原産地 |
中国 (長江流域) |
用 途 |
庭植え、 鉢植え、 活け花、 盆栽、 果実利用 |
開花期 |
1月 ~ 3月 |
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※ |
8世紀半ば頃に渡来する。 |
※ |
ウメの開花期は、品種の違いや場所や天候、栽培法、樹齢などにより異なる。 |
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梅の咲く頃になると、メジロがやってくる。
ウメとメジロはよく似合う。 |
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サクラとウメ |
現在では花見の花はサクラの花と決まっているが、そのような慣わしが始まったのは江戸時代からであり、各地でサクラの花見が盛んに行われていた。 |
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平安時代より前は「花」といえば梅の花という時代が長く続いていた。 |
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開花時期 |
【1月 ~ 3月】 |
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ウメの開花期は、品種の違いや場所や天候、栽培法、樹齢などにより異なる。 |
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結実時期 |
【5月 ~ 6月】 |
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花芽分化時期 |
【7月下旬 ~ 8月上旬】 |
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樹 高 |
高さ6mくらいになるが、幅も同じくらい必要とする。しかし丁寧な手入れや剪定を行うと、小さく育てる事も出来る。古くから盆栽にも愛好されてきている。 |
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花も実も楽しめる |
ウメは花も美しく、実も有用利用できる有難い樹木であるが、どちらかに重点を置くのがよいとされる。
実を沢山つけると養分をとられてしまうので、花を楽しみたいのならば、なるべく実をつけないようにする。
また、果実にこだわるのであれば果実向けの品種も確立している。 |
◇ |
花と実のどちらを優先するかにより、品種や育て方が異なる。 |
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ムメ・ウメ - 別名・和名 |
中国語の「梅」を日本人が真似て発音すると「ムメ」のような言葉になり、それが変化して「ウメ」になったという説が有力。 |
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mume - 種名 |
日本語の別名「ムメ」がそのまま用いられたもの。 |
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