名 前 |
スイレン 〔睡蓮〕 |
英 名 |
Water lily |
類 別 |
スイレン科〔Nymphaeaceae〕
スイレン属〔Nymphaea〕 |
性 質 |
多年草 水性植物 |
原産地 |
熱帯から温帯にかけて広く分布 |
開花期 |
5月 ~ 10月 |
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※ |
開花期は、栽培環境や品種により異なる。
環境により周年開花する品種もある。 |
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スイレンの花は、毎日開閉を繰り返しながら、4日間ほど咲き続ける。 |
※ |
「昼咲き」と「夜咲き」の品種があるが、「昼咲き」品種な中でも朝から咲くものと午後から咲くものなどがある。
一般的な「昼咲き」は、日が昇ってから花を開き始め、夕方になると花を閉じていく。 |
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スイレンには「温帯スイレン」と「熱帯スイレン」がある |
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「温帯スイレン」と「熱帯スイレン」がある |
スイレンには、温帯性地域を原産地とする「温帯スイレン」と、熱帯性地域を原産地とする「熱帯スイレン」がある。 |
※ |
気候の異なる地域に育つスイレンであることから性質が異なり、栽培方法も異なるため、両者は区別して取り扱わられている。 |
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Hardy Water Lily |
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温帯(性)スイレン、または耐寒性スイレンと呼ばれる。
温帯性の地域に自生する原種とその園芸品種で、耐寒性がある。
花は日中にだけ開く「昼咲き」の性質がある。 |
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※ |
開花時間は品種により異なり、午前中に咲くものや午後から咲くものなどがある。 |
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日本に自生する「ヒツジグサ」は「ひつじの刻」に開花する。
「ひつじ(未)の刻」とは午後2時頃のこと。 |
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花色は「赤、黄色、ピンク、白」などで、「紫や青」系統の色はない。 |
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花色が時間の経過と共に色が変化していく「チェンジャブル種」という変わった品種もある。 |
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地下茎はワサビの根に似ていて、水平方向へ伸びていく。 |
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Tropical Water Lily |
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熱帯(性)スイレンは、熱帯性の地域に自生する原種とその園芸品種で、寒さに弱い。 |
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生育には20度以上の水温が必要とさせる。 |
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日本の気候では、屋外で栽培するのは難しいとされてきたが、品種改良などによりやや耐寒性の強い品種も存在する。 |
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花は「昼咲き」と「夜咲き」の品種があり、花の香りが、温帯スイレンよりも強くて甘い。 |
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「夜咲き種」の花色は「赤、ピンク、白」。
「昼咲き種」の花色には「青、紫、黄色、ピンク、白」と温帯スイレンにはない花色もあるが、赤色は存在しない。 |
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環境が合えば、温帯スイレンよりも花付きがよい。 |
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地下茎は球状であることから「球根」とも呼ばれ、少しずつ垂直方向に伸びていく。 |
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Nymphaea (スイレン属) - 属名 |
ギリシア神話に登場する水の精「ニンフ」に由来する。 |
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スイレンも仏教と深い関係がある |
日本では仏教と深い関係のある植物に「ハス」を連想する傾向があるが、元々インドなどではスイレンとの結びつきも深く、ハスと同等に扱われている。 |
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インドで馴染みのある熱帯スイレンが温帯地域には存在しなかったために、ハスだけが伝えられたという。 |
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