カリンの花へ  HOME
   
 

カリンの実
大きな楕円形の果実(りんごよりひと回り大きい)で、10月〜11月頃になる。
硬くて、まずくて、くだものの様には食することが出来ない。
それでもなんとか利用したいと考えた人が、カリン酒・砂糖漬け・ジャムなどを考えついたのだと思う。
中国では2000年以上前から漢方薬として用いられていた。 煎じて咳止めに利用する。
日本でも一般に、堰やタンによくきくといわれており、カリンの喉飴は昔からよく流通している。
【カリン・ジャム】 の 作り方
  【カリン・ジュースを作る】
<1> よく洗う。
<2> 4つ割りにしてから、薄くイチョウ切りにする。
<3> 皮と芯は捨てずにとっておく。
<4) 鍋に、果肉と皮・芯を入れ、ヒタヒタに水を加える。
<5> 弱火で約1時間煮る。              なぜか赤い色になる
<6> <5>を漉す。
このまま飲むのではクセがあるので、カクテル等に利用するか、次のジャム作りに利用する。
薬だと思えば飲めるかも。 それに味の好みは千差万別であるから何ともいえません。
  【カリン・ジャムを作る】
<7> 果肉を、フードプロセッサーにかける。  → カリン・ジュースを作った果肉。
又は、ジュースと一緒に、ミキサーにかけけてもよい。
         → 最初から皮・芯を分けておくとよい。
<8> <7>を鍋に移し、砂糖を加える。   → 甘さは好みによるが、目安として重量の30%。
<9> 焦がさない様に、へらでかき混ぜながら、煮詰めていく。
         → 何時間か煮詰めた方がよいが、ジャムらしくドロッとしてきたら完成としてよい。
いわゆるジャムに近いものであるが、やはり少しクセがある。
蜂蜜を加えると少しまろやかになる。
  【メモ】
カリンの味は、好き嫌いの好みがある。 あまり慣れ親しんだ味でないからかもしれない。
木の実でも、私の大好きな桃や杏とは大違いである。
まずいと思った場合は、薬だといい聞かせて食べること。 事実、身体にいいのである。
告白するが、私も、自宅で栽培されなければ、作ろうとも買おうとも思わない味である。
  ⇒ しかし、もっとおいしく作れる方法があるのかもしれないけれど…。
デザート等の材料に使用するとよい。
ヨーグルトにかけて、はちみつとフルーツ一緒に混ぜてもおいしい。
   ⇒ パンにカリン・ジャムだけつける方法は少し抵抗が…。 好みですが。
カリンの花へ