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アブラムシ
アブラムシとアリの写真
 アブラムシは、状況に応じて素早く変化する変幻自在なユニークな生態をしている。
 普段はメスだけでいいが、必要に応じてオスを作り、場所がなければ翅を作って飛んでいく…。
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 アブラムシの四季 … 四季の過ごし方
早春のアブラムシ
 卵の状態で冬を過ごしたアブラムシは、春になると孵化する。
暖地では、成虫の状態で越冬するアブラムシもいる。(メスだけ。)
そして冬の間も少しずつ発育・増殖していく。
 成長したアブラムシはメスだけで繁殖する。
早春の時期に見られるアブラムシは全てがメスだけの集団で、オスはいない。
春から夏のアブラムシ
 春に孵化したアブラムシは、夏にかけて翅(はね)を持った子を生み、子供たちは好みの植物を求めて飛んで行く。
この時期のアブラムシは翅(はね)を持っているため、広範囲の場所にアブラムシが分散する。
秋のアブラムシ
 秋になると、アブラムシは冬支度にかかり、寒い地方にいるアブラムシは、卵を産むためにオスを産むようになる。
卵の状態で越冬しようとするため。
通常のアブラムシはメスしか生まない。
そしてメスだけで単為生殖している。
冬のアブラムシ
 アブラムシの冬の過ごし方は、気温により異なる。
11月頃の気温で、冬の過ごし方が左右される。
 寒い地方では、樹木の芽基部に産みつけられた卵のまま越冬する。
 暖かい地方では、メスの成虫のまま越冬する。
 その中間気温の地方では、両方の越冬形態になる。
気温の目安は、7℃以下が寒い地方で、14℃以上が暖かい地方。
貴重な植物ばかりでなく、雑草の中でも越冬する。
 アブラムシの生態
 アブラムシの繁殖力の強さは驚異的で、短期間に物凄い勢いで増殖する。
生まれてから1週間ほどで子を産むようになり、1ヵ月ほども産卵し続ける。
アブラムシは一度に30個ほど子どもを産む。
アブラムシの翅(ハネ)
 通常のアブラムシは翅(はね)を持たないが、翅を持つ子が生まれてくることがある。
翅のないアブラムシ
アブラムシは繁殖力が強く、群がる性質があるので、せまい場所にぎゅうぎゅう詰めの状態でいることが多い。
その為、翅が邪魔になるので、翅のない個体が多いと思われる。
翅のあるアブラムシ
超過密状態になったり、植物が衰弱してきたりすると、子孫ともども生き残る可能性が低くなってくる。
そういう状態になると、翅のあるアブラムシが生まれてくる。
親が産み分けをしているのかもしれないが、翅を持ったアブラムシは新たな新天地に旅立って行く。
翅のあるアブラムシはスマートな体型のものが多く、翅のないずんぐり型と同じ品種とは思えないものもある。
→ これがまた、アブラムシの品種確定が難しい理由となっているる。
アブラムシの好む色
空中飛行するアブラムシは、色により着地判断するという説がある。
アブラムシの最も好む色は「鮮やかな黄色」で、次に「黄緑色」や「オレンジ色」を好む。
逆に、白色にはほとんど寄り付かない。
アブラムシの好む色は、新しい葉やウリ類・トマトの花などの色に多い。
 → 新葉は黄緑色、ウリ類・トマトの花は黄色のものが多い。
他の昆虫には、白色が好きなものもいる。
⇒  アブラムシの特徴と駆除
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