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イラガま幼虫は、鮮やかな黄緑色していて、トゲが生えたイボの様なものが全身につき出ている。
太くて短い、(毛虫としては)ずんぐりしている。 |
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個別に見ると目立つ形体をしているが、樹木の中では見つけにくい。 |
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グロテスクな形体ともいえるが、鮮やかな色合いから美しいともいえる。 |
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一般的な幼虫の体長は24ミリほど。 |
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成虫の体長は約2センチ弱、開張すると約3センチほどになる。 |
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褐色や青色の線紋のあるものもある。 |
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いわゆるイラガと呼ばれるものには、いくつかの品種がある。 |
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幼虫の出現時期 |
【7月 ~ 10月】 特に9月頃に多く見られる |
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通常は年1回、時には年2回発生する。 |
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冬は、樹上に白く固い卵状の繭を作って越冬する。
繭は白色に黒い条があり、固くて小鳥の卵のような形をしている。
樹の枝に作られることが多い。 |
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寄生する植物 |
様々な樹木の葉を食べねが、果樹が好みと思われる。
ウメ、カキ、クヌギ、ザクロ、サザンカ、ソメイヨシノ、ツバキ、チャノキ、ナシ、ブルーベリー、ヤナギ、リンゴ、など。 |
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単体で行動するものと、集団で行動するものがある。 |
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有毒被害 |
幼虫のトゲに触れると電気的な痛みをチクチク感じる。
やがて患部が赤く腫れるが、痛みは長く続くことはない。
個人差はあるが、長くても数日で治まることが多い。 |
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痛みを感じて、害虫がいるのに気づくことが多い。 |
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冷水で洗うと痛みが和らぐという。 |
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食された植物の葉は葉脈だけ残る形になるが、人的被害の方が注目される傾向にある。 |
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防 除 |
樹木のなかでは、なぜか目立たないので、電撃的な痛みを感じて初めて存在に気づくことが多い。
単独で存在する場合と集団で存在する場合があり、集団で存在する場合でも分散している可能性が強いので、注意する。 |
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動きは活発ではないので、見つけたらピンセットなどで取り除くことが出来る。 |
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イラガのついた葉や枝を切り取る。 |
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薬剤散布する。 |
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