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樹高は、3~5mほどに成長する。
まばらに枝を出して成長するが、幹はあまり太くならない。
頑強で、病害虫や大気汚染く、日陰にもにも強い。 |
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燃えにくいので、防火樹にも適している。 |
ユニークな葉の形 |
ヤツデの一番の特徴は、ユニークな葉の形状。
大きなうちわのように見え、別名の由来となっている。
大きいものでは40cmにもなり、7、9、11と奇数の深い切れ込みが入る。
葉の表面には滑沢があり、濃い緑色で厚みもあり、しっかりしている。
生花の花材としても使いやすく、水揚げもよい。 |
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斑入り葉のもの・葉形が奇形のもの・小型のものなどがある。 |
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花の特徴 |
花の形状も、咲き方も特徴的。
茎の先端に、白い小花が集まり球状になっているが、さらにその球状の花が集まり、長さ20~40cmの円錐形の房状になっている。
各枝先に花をつけるので、枝分かれの多い大きな株になると、見事な花の集合になる。 |
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人間には、あまり魅力を感じられないが、虫に対してのアピール力は抜群と思われる。
ヤツデに集まる主な昆虫は、ハエ。 |
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開花時期 |
【11月 ~ 12月】 |
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秋から冬という長期間に渡り(いわゆる花の季節はずれに)、次々と花を咲かせていく。 |
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花が少ない時期咲くため、花の密を吸う昆虫を、確実に呼び寄せる事が出来る。
さらに、他の花よりも甘い蜜を出して昆虫達をおびき寄せているという。 |
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開花の順番 |
ヤツデの花は、球状の花の固まりが複数集まり、円錐形の花房を作っているが、円錐形にある位置によって、花の球の咲く順番が決まっている。
花の数も多いが、時間差で長期間に渡って咲き続ける事により、受粉を確実なものとしている。 |
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1つの球状の花か一斉に花開くわけではなく、少しずつ時間をかけて咲いていく。 |
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両性花とは、一つの花の中に雄しべと雌しべがある花のこと。 |
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ほとんどの花は両性化であり、雄花から雌花に変わっていく。 |
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【雄性期】(ユウセイキ)
まずは雄花から始まり、おしべが成熟して密と花粉を出す。
【雌性期】(シセイキ)
やがておしべと花びらが散り、めしべが伸びてくる。 |
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雌花に変化しない花がある。 |
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花の集まりである球体は、円錐形の房にある位置により、開花の順番が決まっているが、最後に咲くことになった花達は、雄性期が終わると枯れてしまう。 |
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開花時期の終わりで、他に雄性期の花もなく、受粉の可能性が少ない為ではないかと考えらられている。 |
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果実の特徴 |
熟すと、球状の形のまま黒い実になる。 |
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果実時期 |
【翌年の 4月 ~ 5月】 |
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