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夏に咲く花も花後の果実も、よくよく見れば美しいが、あまり目立たず、常緑のグラウンドカバーとしての用途以外に鑑賞することはあまりない。 |
花の特徴 |
花茎は高さ10cm程度で、通常は葉よりも短い。
5個~10個ほどの花を総状につける。
花茎から花とも白色~淡紫色で、下向きに咲く。 |
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開花時期 |
【7月 ~ 8月】 |
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果実の特徴 |
花後に、8ミリほどの美しく輝くルリ色(青色)の球状果実が実る。
1つの花房には1個~5個ほど。
植物学的には果実ではなく種子と考えられている。 |
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青いのは皮だけで、中には乳白色のタネ本体が現れるが、果肉などはない。 |
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ツグミなどの鳥により食べられ、運ばれる。
ただし鳥に消化されるのは柔らかくて薄い皮だけ。 |
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草の特徴 |
いくつかの品種があるが、グラウンドカバーとしてよく利用されるのは、葉の長さの短いタマリュウ〔玉竜〕が多い。
葉の長いものや、黒色のもの、斑入りのものなどもある。 |
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等間隔に植えて花壇の縁取りにしたり、一面に植えて芝生の様に刈り込むことも出来る。 |
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繁殖力も旺盛なので、うまく増殖してくれる。 |
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水切れすると、葉先が黄色く変色することがある。 |
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やや日陰の方を好むが、日陰の方が間延びする傾向にある。 |
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