ソテツ〔蘇鉄〕− 詳細 − 植物− 小さな園芸館
ソテツ 〔蘇鉄〕
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ソテツ
特 徴 類 別 詳 細 管 理 写 真
  詳 細
樹木の特徴
◇幹は太く、葉の基部が枯れ残って周囲をうろこ状におおいながら柱状に伸びていく。
 幹の頂上から、大きな鳥の羽の様な葉を数多く出して四方に広がる。
◇樹高は8m以上にもなるが、生育は遅い。
 たまに枝分かれしながら、どんどん上へと伸びていく。
◇葉は、長さ50cm〜2mと大きく、表面は濃緑色でつやがある。
 葉は多数の線状の小葉からなる羽状で、小葉の葉先は鋭く尖っている。
雌雄異株(シユウイシュ)
雌雄異株で、雌花と雄花がある。
花の特徴
◇雄花は長さ50〜70cmの細長い楕円体で、表面に鱗状の雄しべが沢山つく。
◇雌花は、キャベツの様な形で、先が裂けている。
開花時期
【6月 〜 8月】
結実時期
【10月 〜 1月】 平らな卵形で、赤く色づく種子が多数出来る。
他の利用
食 用
種子や幹にはでん粉が多く、古くから食用として利用されてきた。
しかし、有毒物質が含まれており、時間をかけて十分に解毒処理を施す必要がある。
【ソテツ地獄】
  戦時中、沖縄や与論島などで食料としていた人達が、毒におかされて苦しむ人が続出した。
  これを「ソテツ地獄」という。
   飢餓の時はやむを得ないが、可能ならば食用にはしない方がよい。
   幹や種子には、発癌(ハツガン)物質も含まれている。
薬 用
中国では、漢方薬として「葉、種子、茎、花、根」を利用している。
   葉は胃薬や血止めに、根や花は喀血や打ち身などに、種子は腰痛・打ち身などに効く。
   
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