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マイマイガ 〔舞々蛾〕
写真「マイマイガ〔舞々蛾〕」
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マイマイガ〔幼虫〕
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 マイマイガ〔舞々蛾〕とは
ドクガ科の昆虫であるが、ドクガ科にありながら成虫には毒はない。
しかし幼虫の背面に生えているとげは鋭く、指先などに突きささると痛い。
また、触れるとアレルギーを起こして2~3日炎症を起こしてヒリヒリと痛みを感じる人もいる。
繁殖力が旺盛で、多くの植物の葉を食する為、「害虫」としての不動の地位を築いている。
出現時期
幼虫 【4月 ~ 5月】
成虫 【7月 ~ 8月】
名 前   マイマイガ 〔舞々蛾〕
別 名   ブランコケムシ
英 名   Gypsy moth
分 類   ドクガ科 [Lymantriidae] マイマイガ属 [Lymantria]
学 名   Lymantria dispar
分 布   世界各地、日本全国
 マイマイガ〔舞々蛾〕の生態
最近の温暖化の影響か、東北地方でマイマイガが大量発生しているという。
特に卵から孵化する4月頃の気温が高いと、マイマイガの発生が多くなるらしい。
異常発生の地域がだんだん南下してきていて、関東地方にまでせまっている。
 【幼 虫】
4月頃に、卵塊から一斉に孵化(フカ)する。
最初のうちは群がっているが、のちに分散する。
春の終りから夏の初めに、蛹(サナギ)になる。
分散する際には、糸を吐いて垂下する習性がある。
 サナギ
6月から7月頃に、枝や葉間に糸を吐き、尾端部を固定してサナギになる。
 【成 虫】
6月~8月、年に1回発生する。
雄は昼間活発に活動するが、雌は羽化した付近からあまり移動せず、樹木の幹などに、とまっていることが多い。
 成虫の外観
典型的な蛾(ガ)の外観をなしている。
しかし色や大きさに個体変異があり、一律ではない。
※地理的な変化もある。
オスとメスの色や大きさが大きく異なっている。
※学名の由来にもなっている。
 雄(オス)
翅(ハネ)の色は、茶褐色から黒褐色。
羽根を広げた横幅は約4cm~5.5cm。
 雌(メス)
翅(ハネ)は、ごく薄い灰褐色。
長さは約6cm、羽根を広げた横幅は約6cm~8cm。
 産 卵
交尾の後、雌は樹幹などに卵塊(ランカイ)を産む。
卵塊の中には300~500粒くらいの卵が入っている。
 越 冬
冬は、卵のまま越冬する。
写真「マイマイガ〔舞々蛾〕」 写真「マイマイガ〔舞々蛾〕」
 名前の由来
マイマイガ 〔舞々蛾〕  - 和名
初夏の昼間に、ひらひらと舞うように飛ぶことから名づけられた。
メスはほとんど動き回らないので、これはオスの飛びまわる姿だと考えられる。
dispar  - 種名
disparは、「ペアでない」という意味。
成虫のオスとメスで、色や大きさが非常に異なっていることによる。
ブランコケムシ  - 別名
若齢幼虫が、糸を吐いて垂下する習性があることによる。
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