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最近の温暖化の影響か、東北地方でマイマイガが大量発生しているという。
特に卵から孵化する4月頃の気温が高いと、マイマイガの発生が多くなるらしい。 |
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異常発生の地域がだんだん南下してきていて、関東地方にまでせまっている。 |
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【幼 虫】 |
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4月頃に、卵塊から一斉に孵化(フカ)する。
最初のうちは群がっているが、のちに分散する。
春の終りから夏の初めに、蛹(サナギ)になる。 |
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分散する際には、糸を吐いて垂下する習性がある。 |
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サナギ |
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6月から7月頃に、枝や葉間に糸を吐き、尾端部を固定してサナギになる。 |
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【成 虫】 |
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6月~8月、年に1回発生する。
雄は昼間活発に活動するが、雌は羽化した付近からあまり移動せず、樹木の幹などに、とまっていることが多い。 |
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成虫の外観 |
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典型的な蛾(ガ)の外観をなしている。
しかし色や大きさに個体変異があり、一律ではない。 |
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※地理的な変化もある。 |
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オスとメスの色や大きさが大きく異なっている。 |
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※学名の由来にもなっている。 |
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雄(オス) |
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翅(ハネ)の色は、茶褐色から黒褐色。
羽根を広げた横幅は約4cm~5.5cm。 |
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雌(メス) |
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翅(ハネ)は、ごく薄い灰褐色。
長さは約6cm、羽根を広げた横幅は約6cm~8cm。 |
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産 卵 |
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交尾の後、雌は樹幹などに卵塊(ランカイ)を産む。
卵塊の中には300~500粒くらいの卵が入っている。 |
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越 冬 |
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