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ほとんどの時間を草間や樹上ですごす。
頭部が自由に動かせるので、視野が広く、捕食をする時は、大きな複眼で獲物の動きを追う。
2本の鎌を持ち上げて、祈りをささげているような姿勢をしていることがよくある。 |
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別名の由来ににもなっているポーズは、獲物を狙うハンティングの姿勢で、鎌を振り下ろすだけで、攻撃を与えれるという効率的なポーズである。
カマキリのカリは待ち伏せによるものが多く、その姿勢のまま何日も獲物を待っていたりする。 |
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繁 殖 |
交尾の季節は『秋』で、交尾には1時間以上時間をかける。
オスはメスを見つけると、食べられないように恐る恐るアプローチする。 |
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メスがお腹を空かしている時にうかつに近づくと、オスでもエサにされてしまう為である。
しかし、頭を食べられても下半身だけで交尾は続行され、目的は達成されるという。 |
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卵 |
草の茎や低木の細い枝などで、低い場所を好んで卵を産む。
カマキリの卵は、変わった形をしたスポンジ状のものに包まれている。
大きさは品種により若干異なるが、オオカマキリでは38ミリ前後。 |
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カマキリの卵は「卵鞘」(ランショウ)または「卵嚢」(ランノウ)と呼ばれ、発泡スチロールの様な構造となっている。
カマキリの種類により、形にバリエーションがある。 |
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メスのカマキリは、腹の先から特殊な液を出して空気を混ぜて泡立て、球形近いに卵のうを作る。
卵のうの中には、5ミリほどの卵が200~300個ほど入っている。 |
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越冬態 |
卵のうの中で、卵のまま越冬する。 |
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孵化(フカ) |
【5月頃】
多数の幼虫が一斉に孵化し、卵のうの中からゾロゾロと出てくる。
すぐに脱皮をすると、散って行く。 |
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成 長 |
卵→幼虫→成虫へと変態していく。 |
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1歳(イチレイ)幼虫の時は、品種により様々な特徴を持つが、オオカマキリなどは、成虫と同じ様な形態をしている。 |
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幼虫が羽化することにより、成虫になる。 |
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