イチモンジセセリ〔Rice skipper〕 − 特徴 − 生き物 − 小さな園芸館 |
イチモンジセセリ 〔Rice skipper〕 |
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イチモンジセセリ |
特 徴 | 分 類 | 写 真 | ||||||||||||||||
イチモンジセセリ〔Rice skipper〕 とは |
◇幼虫はイネの害虫として有名。 ◇どこでも見られるセセリチョウの代表種で、チョウの仲間。 |
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◇群れをなして移動する=「渡りをする蝶」という、面白い習性を持つ。 | |
外 観 | |
【幼虫】頭部が黒く、胸部と腹部が白っぽいイモムシである。 | |
【成虫】体長は20mm前後で、開張すると3〜4cmになる。 | |
セセリチョウの中では中型になる。 | |
翅(ハネ)の色は表面は暗褐色で、裏面は黄褐色。 後翅の4個の白色斑がきれいに1列に並んでいる。 → 名前の由来となっている。 |
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胴体が太く色合いも地味なので、いわゆるガと間違われるが、チョウの仲間。 胴が太いのは、セセリチョウの特徴となっている。 |
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目が大きくて、かわいらしい顔をしている。 | |
出現時期 | |
5月〜11月。 | |
成虫は、年2回〜4回、5月下旬〜9月頃に発生する。 | |
春から秋にかけて発生を重ねるにつれて数が増えていき、秋には一番多く見られる。 |
食べ物 |
食べもの | |
【成虫】 敏捷に飛び回り、様々な花の蜜を吸う。 | |
【幼虫】 イネ・ススキ・エノコログサなどのイネ科やカヤツリグサ科の植物。 | |
イネの害虫として有名で、イネツキムシ、イネツトムシなどと呼ばれている。 |
生 態 |
越冬態 | |
幼虫の状態で越冬する。 | |
幼虫は寒さに弱く、本州中部以北では越冬できない。 | |
幼 虫 | |
◇孵化(フカ)した直後は、葉を裏側から筒状に巻いて巣を作って中に納まる。 ◇十分に成長すると、2〜3枚の葉を集めてより大きな巣を作って中に潜む。 そこから出かけて周囲の葉を食べる。 ◇その後、巣の中でサナギとなる。 |
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成 虫 | |
5月下旬に最初の世代が羽化し、9月頃まで、2〜4回程発生する。 発生を重ねるにつれ個体数が増え、秋には一番多くなる。 |
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夏から秋にかけて分布を北に広げるが、秋には群れをなして南に移動する。 | |
想像するに、越冬する為に暖かい土地を求めて南下するという本能があるのかもしれない。 |
その他 |
生息環境 | |
イネ科植物の繁茂する様々な場所生息している。 畑・花壇・河川敷・公園・庭などにも普通に見られる。 |
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よく似た品種 − オオチャバネセセリ [Polytremis pellucida pellucida] | |
後翅の白点が一直線に並ばず、白点がずれジグザグ状になっている。 |
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