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ウメエダシャクの幼虫は、庭木や果樹を丸坊主にするほど食い荒らす「イモムシ」で、抹殺すべき害虫とされている。 |
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幼虫の大きさは約4cmほどで、色鮮やかな体色が印象的。
真っ黒な地色に、白い点線とオレンジ色の線模様が入り、一度見たら忘れられない容姿を持つ。 |
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名 前 |
ウメエダシャク 〔梅枝尺〕 |
分 類 |
シャクガ科 [Geometridae]
エダシャク亜科 [Ennominae] |
学 名 |
Cystidia couaggaria |
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ウメエダシャク〔梅枝尺〕の幼虫は、シャクトリムシ〔尺取虫〕 |
シャクガ科のガの幼虫は、毛のないイモムシであるが、独特の移動の仕方から「シャクトリムシ」と呼ばれている。 |
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通常のイモムシと異なり、シャクガ科のイモムシは腹部の足が退化しているため、後方と前方の足のみを使って移動している。
最初に上半身を空中に伸ばし、次に体をU字型に曲げて下半身を引き寄せ、前に進む。
このような移動の仕方をするいもむしをシャクトリムシという。 |
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ウメエダシャクの幼虫が寄生する植物 |
名前についていることから判明するが、ウメの木を好んで食害する。
しかし、他にはエゴノキ、スイカズラ、ツルウメモドキ、リンゴ、などバラエティに富んでいる。 |
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幼虫の出現時期 |
【5月 ~ 7月】 |
ウメエダシャクの防除 |
発見しだい捕殺する。
目立つイモムシなので、注意深く見回れば発見できる。 |
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ウメエダシャク〔梅枝尺〕のサナギ |
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ウメエダシャクの成虫は、ガとは思えないチョウの様なガ。
5cmほどの大きさで、黒色と白色のまだら模様をしている。
それほどハデな容姿ではないが、他のチョウやガとは異なるので、すぐに見分けがつく。 |
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