クリ〔栗〕- 特徴 - 植物 - 小さな園芸館 
クリ 〔栗〕
   クリ〔栗〕の実の収穫は「栗拾い」にて行う。 イガが開いて中が見えているものが熟している。
  写真「クリ〔栗〕の実」
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 クリ〔栗〕とは
 秋にクリの実を実らせることで有名な落葉樹。
 樹高10m~17mにも成長する。
花の特徴
葉の付け根に、ヒモの様な花を上向きに咲かせるが、長いのでだらしなく垂れ下がる。
独特のにおいを放ち花後に落ちるが、枝にひっかかる様子がきたならしく感じられる。
◇雌雄異花で虫媒花
 ヒモの様に長い花は雄花で、雌花はつけ根あたりに咲く。
開花時期
【6月】
果実の特徴
クリの実はイガに包まれた堅果であり、ドケのあるイガが緑色から茶色に変化すると熟してくる。食べごろになるほどに熟すと落花するので、クリの実の収穫は「栗拾い」ともいう。
未熟な状態で落花するものもあるので注意する。
おいしいクリの実の見分け方
イガが開いて中の実が見えているものが、よく熟している。
果実の外観は、ふっくらと丸みがあり、表面にツヤがあり、濃い茶色のものが、美味しいといわれている。
ずっしりと重みのあるものは、中身がしっかりつまった充実した果実である。
遅く収穫するほど大粒で味がよいともいわれる。
果実時期
【9月 ~ 10月】
メモ

木材は加工が容易で建材や家具に利用される。
シイタケ栽培の原木にも利用される。
 クリ〔栗〕の 栽培
 クリは雌雄同種(シユウドウシュ)であるが、自家不和合性が強いので、果実収穫が目的であるならば開花期が同じ異品種を混植する方がよい。
「自家不和合成」(ジカフワゴウセイ)とは、
 → 1つの品種だけでは、実がなりにくい性質のこと。
剪 定
【2月 ~ 3月】
 (基本的には12頃からの落葉時期ならいつでもよい。)
 クリの剪定は通常、主に枝の間引きを行う程度にとどめるが、果実収穫が目的であるならば収穫が楽になるように高さを抑えるとよい。
 高さを抑えるには、木が5年~6年ほど成長したら芯止めをして横に広がるようにする。
害 虫
昔からクリタマバチ〔栗玉蜂〕という害虫による被害がある。
クリタマバチは雌だけで繁殖する昆虫で、大量発生するとクリの木が枯死することもある。クリ栽培の専門家も悩ませる害虫である。
他にカミキリムシの被害もある。
植え付け・移植
【1月末 ~ 3月中旬】
   
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