コガネムシ〔黄金虫〕- 特徴 - 生き物 - 小さな園芸館 
コ ガ ネ ム シ 〔黄金虫〕
   コガネムシ〔黄金虫〕には多くの種類があるが、その多くは害虫として有名である。
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マメコガネ
     
 
特 徴
 
     
 コガネムシ〔黄金虫〕とは
「コガネムシ」とは、コガネムシ科[Scarabaeidae] の昆虫の総称のこと、またはそのうちの一部のグループを指しす場合もある。
体長17mm~23mmほどで、背面には強い金属光沢があるのが特徴。
名 前   コガネムシ 〔黄金虫〕 〔金亀子〕
幼虫の名   ジムシ、 根切虫
分 類   コガネムシ科 [Scarabaeidae]
  コガネムシ属 [Mimela]
学 名   Mimela splendens
分 布   日本 (北海道から九州)、
  中国、朝鮮半島、台湾、ミャンマーなど
 卵から成虫までの期間は1年~2年かかるものが多い。(寒い地方では2年かかる。)
 動物の糞や死体に集まる食糞(ショクフン)群は益虫になっているが、、草食性のものの方が馴染みがある。
 草食性の成虫は葉や花や樹液などを食べ、幼虫は根を食べるものが多いことから、害虫として扱われている。
   
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幼 虫
 コガネムシの幼虫は土中で植物の根を食べ害を与える。このために幼虫は「ジムシ」や「根切虫」とも呼ばれている。
 通常は2回脱皮して終齢(3齢)となり、3回目の脱皮でサナギ(蛹)になる。
 冬は、幼虫で越冬する。
成 虫
 コガネムシの成虫は6月~7月頃にもっとも多く出現し、主にサクラ、クヌギなどの広葉樹の葉を食べる。
 産卵は、落ち葉や有機物などの多い土中に卵を数粒ずつ産み付ける。
出現時期や食べ物は、種類により異なる。
被害を多く受ける植物
バラ、アジサイ、カリン、クリ、ブドウ、スモモ、リンゴ、カキ、クリ、キーウィ、キャベツ、サツマイモ、サトイモ、スイカ、ラッカセイ、アスター、カーネーション、ダリア、ハナショウブ、ベゴニア、ジニア、アイリス、マリーゴールド、など。
 コガネムシの種類
 成虫、幼虫が害虫としてよく知られる種類には、アシナガコガネ、ビロードコガネ類、クロコガネ、マメコガネ、スジコガネ、ドウガネブイブイ、ヒメコガネ、セマダラコガネ、コアオハナムグリ、サクラコガネなどがある。
マメコガネ [Popillia japonica]
 マメコガネは馴染みのあるコガネムシで、美しい色彩と金属光沢をもつ成虫はバラなどの花につき食害する。 マメコガネの幼虫は、乳白色で背中が曲がったイモムシ状をしていて、植物の根をかじるので、苗などは枯れてしまう。
成虫の出現は5月~7月に多い。
 マメコガネは日本が原産地の害虫として世界的に知られている。
ヒメコガネ、ドウガネブイブイ
 成虫の出現は7月~9月に多い。
 コガネムシ〔黄金虫〕の 駆除方法
見つけたら捕殺する。
早朝に木をゆすると、もしコガネムシがついていたら落下して死んだふりをするので、そこを捕らえるとうまくいく。
庭でよく見かけるようなら、毎朝おこなってみるのもよい。
幼虫は、土を耕した時などに、見つかることがある。
被害が多い場合は、薬剤散布する。
スミチオン乳剤やオルトラン水和剤などを散布する。
予防法
土に有機物を多く施すと、コガネムシが多発するといわれている。
コガネムシが多く発生するようになったら、肥料を見直してみる。
落ち葉や有機物に卵を産み付けるので、腐葉土や堆肥を作る時は、ビニールなどでおおいをする。
また、ダイアジノン粒剤などを土に混ぜておくと幼虫を駆除できる。
   
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