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ブドウ 〔葡萄〕
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 ブドウ〔葡萄〕の手入れ … 剪定・整枝・摘果など
剪 定
 ブドウ栽培には剪定が不可欠な作業で、枝の混みすぎを防ぐ為と、果実を充実させる為に行う。
 そして切りすぎぐらいが丁度良いといわれるほど、大胆に切っていく。
日光が、枝葉全体によく当たるような樹形がよい。
成長した後の樹形を、頭の中で描きながら剪定を行っていく。
剪定時期 
 【11月 ~ 2月】  … 落葉している休眠期。
 【1月 ~ 2月】  … 木の活動が完全に止まる厳寒時期。
木が活動している時期に太い枝を切ると、切り口から樹液が出続けて木を弱らせる。
軽い剪定なら、他の時期でも行える。
つるの誘引
伸びるを枝を計画通りの樹形になる様に、棚などに軽く縛って導く作業。
樹木全体・葉の1枚1枚に、日が当たる様にしていく。
枝を折らない様に注意しながら作業する。
縛るものは何でもよいが、昔はワラなどが使用された。
現在は、専用の結束線もある。
誘引作業の時期
 【芽が出てから約20日後】 
摘 心 (テキシン)
摘心とは、新枝の先端をけ摘み取ること。
ブドウの摘心では、指先や爪で新枝の先端をちょっとだけ摘み取る。
摘心の目的は、勢いのよい枝の勢いを抑える事。
摘心すると、枝の伸びが一時的に抑えられて養分が貯えられる。
その結果、養分が果実に行き渡る様になる。
目強く切り詰め過ぎると、勢いのよい芽が横から伸び出てしまう。
摘 芽 (テキガ)
「芽かき」ともいう。
摘芽とは、新しく出た芽の中で不要なものを取り除くこと。
 かきとる様に取る事から、芽かきともいう。
芽をかきとる様に取る事から、「芽かき」ともいう。
 ブドウは発育が良いので、すべての芽を伸ばしてしまうと、枝が込み入ってしまう。
4月の発芽期に、2~3回に分けて作業を行う。
 少し成長させてから、良い枝の候補を選ぶようにする。
良い枝が選別しやすくなる為。
また、遅い霜や春の寒風などで、新芽がダメージを受ける場合もあるので、予備の枝を残しておく為。
巻きひげの整理
 不要な「巻きひげ」は、こまめに取り除く。
 生育旺盛な木は、次から次へと「巻きひげ」を伸ばしていくので、大きな株になると「巻きひげ」をすべて取り除くのは大変な作業となる。
ほどほどに取り除くようにする。
巻きひげを取る理由
栽培農家では、すべて取り除く所が多いという。
農家が巻きひけを取り除く理由は、
人の手で誘引するので、ブドウのひげは必要ない。
ひげが硬くからまりつくので、剪定時などに取り除くのが大変な作業となる。
ひげをそのままにしておくと、病害虫の越冬場所として利用されてしまう。
葉摘み
葉が日光をさえぎり、果実に光が届かないと、果実が色づかないことがある。
このため、果実にかかる葉を取り除く作業が必要になることがある。
あまりにも混み合った葉も、風通しをよくするために整理する必要があるが、それ以前に混み入った枝を整理して重ならないようにしておく。
果実の色をよくするにはは明るい光が必要
ブドウは、果実の着色成熟期の性質により「直光品種」と「散光品種」とに分けられる。
そして果実の着色に明るさが必要な「直光品種」のブドウは、果実の色をよくするためには邪魔になる葉を取り除く必要がある。
 直光品種
果実の着色に、明るさが必要な品種。
 → 葉ほ取り除く必要がある。
 コウシュウなど。
 散光品種
果実の着色に、半日陰程度の光が必要な品種。
 キャンベル・アーリー、デラウエアなど。
摘 房 (テキボウ)
樹木や枝ぶりから判断して、多すぎる果実の房を取り除く。
残す房の目安
1つの房に必要な葉の枚数の目安は、10枚~15枚といわれている。
農家では、通常1本の枝に1房~2房しかつけない。
 (小さな房の品種では、2房~3房。)
残す房の数はブドウの品質などにより異なるが、良質の果実になるほど少なくする傾向にある。
摘房の時期
 【6月頃】 
2~3回に分けて行う。
良質の果実になりそうなものを選別して行う為に、実がつき始めてから作業を行う。
 花が咲く前に行った方が効率的ではあるが、ブドウの場合は花が咲いても実がならないケースも多いので、実がなるのを確認してから行なう。
摘 粒 (テキリュウ)
房の中の果粒を間引きする。
摘果(てきか)ともいう。
 店頭にならぶ巨峰のような大粒の房を作るには不可欠な作業。
花の段階で行なうことを摘蕾(てきらい)という。
 この方が効率的であるが、ブドウの花は判別しにくいのと、すべてが果実になるとは限らないなどの問題点がある。
養分が集中し、果粒が大きくなる。
果粒同士が押し合う事がなくなり、大きさが揃いやすくなる。
巨峰サイズのブドウでは、6割くらい減らすと大粒の房が望めるようになる。
摘粒の時期
 【開花後、15日ほどして】 
房の形を整える
 特に必要な作業ではないが、自然の房の形はかなり不恰好なものになるので、人工的に整えて絵に描いたような美しいブドウの形にすると見栄えがよくなる。
商品化されてるものは、ほとんどが果実の形を人工的に作っているが、家庭内で味を楽しむのならば特に必要な作業ではない。
房の肩のあたりから横に飛び出た部分を切り取る。
房の先っぽの長い部分は切り取り、きれいなブドウ形にしたてる。
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