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ことわざ ・ 慣用句
植物栽培に関する「ことわざ・慣用句」
サクラ切るバカ、ウメ切らぬバカ
文字通り、「サクラの木を切る(剪定)する者はバカ」で、「ウメの木を切らない(剪定しない)者はバカ」だということ。
 これは植木職人の心得であり、日本の二大花木とも言うべき桜と梅の剪定方法を簡潔に説明している。
 それは真逆の剪定方式であり「サクラの木は、剪定してはいけない」が、一方「ウメの木は、剪定しなくてはいけない」花木であると言い表している。
 サクラの木
 サクラの木は、むやみに枝を切ると、切り口から枯れ込んでしまう事がよくある。
 これは、木の材質が柔らかくて、切り口から病菌が入りやすい為と考えられる。
 ゆえに、サクラの木は剪定せずに自然のままの姿を楽しむのが良いとされる。
 しかし、放任するとかなりの大木にもなり、あるがままの姿で許される場所はかなり限定されてしまう。
 基本的にサクラの木は剪定をしない方がよいが、必要にせまられて剪定する場合には注意点がある。
枝分かれしている所で切る。
太い枝の途中で切ったりしない。
切り口に、被膜剤を塗っておく。
雨水や病菌の侵入を防ぐため。
園芸店などで、切り口に塗る「癒合剤(ユゴウザイ)」などが販売されている。
接着剤などでも代用出来る。
一度に多くの枝を切らない。
樹木を弱らせてしまう。
サクラは、小さな庭などに植えるべきではない。
 サクラの木は成長が早く、小さな苗木を植えても3年ほどでかなり大きく成長する。
 剪定すると花つきが悪くなり、腐りやすくもなるので、成長を抑えるために、芽つぶしを行うことがある。
花後の5月~6月頃に芽をつぶして、枝が伸びるのを防ぐ。
 しかし、手間がかかるうえ、素人には難しいので、小さな庭などの狭い場所に植えるべきではない。
 ウメの木
 ウメの木は、剪定作業が不可欠とされ、剪定しないとだらしなく姿になってしまう。
 上手に剪定すると、古い枝にも花がよく咲くようになる。
 樹木全体にきれいに花を咲かせているウメの木は、丁寧に剪定をしている木。
 自然風な仕立て方も、また人工的な姿に整枝した様もどちらも美しい。
剪定時期は、落葉期(12月~1月)に行う。
7月頃に軽く整枝するのもよい。。
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